CSRトピックス

産業マテリアル「VOCガス処理装置」

ものづくり現場の環境改善に寄与する「VOCガス処理装置」

活性炭素繊維「Kフィルター™」の開発

当社グループは、30年以上前から空気浄化を目的とした環境対応素材を開発してきました。その先駆けとなったのが1974年、当社総合研究所において世界で初めて量産化に成功した活性炭素繊維「Kフィルター™」です。当時、日本では公害対策や省エネ対策が求められ、当社は繊維でこれらのニーズに応えたいと考えました。

「『Kフィルター™』は溶剤を吸着する速度が速く、吸着容量も大きいのが特徴です。また、脱着を繰り返しても性能の劣化がほとんどなく、脱着時間が通常の粒状活性炭より短くてすみます。この素材の特長を最大に活かすため、吸着材の開発、装置の開発・製造、装置の販売、メンテナンスまで一貫した取り組みを行うことにしました」(飯塚)

「素材の開発から装置の製造・販売、メンテナンスまで行うのは、当社内では珍しい事業モデルといえます。しかし当社グループ会社も含めて、一貫した取り組みがなされているからこそ、さまざまなユーザー・ニーズに応えることが可能となり、それが当社の強みとなっています」(川田)

当社では、「Kフィルター™」の特長を最大限に生かして開発された「Kフィルター™VOC回収装置」をはじめ、活性炭系、ゼオライト系のハニカム吸着材を使用した「ハニローター吸着・濃縮処理装置」、「VOC回収装置」を開発しています。

高いシェアを持つVOCガス処理装置

  • 高いシェアを持つVOCガス処理装置
  • 高いシェアを持つVOCガス処理装置

2006年の大気汚染防止法改正によりVOCへの規制が強まり、2010年3月までの猶予期間を終えて、印刷、塗装、太陽電池業界などの製造現場でVOCガス処理装置のニーズが高まっています。

当社グループは、お客さまに最適なVOCガス処理装置を提供するために、グループ会社と連携して、排気や運転状況の分析から吸着剤の選定、構造の決定、処理方法、装置の提案までを一貫して行います。また、納入後のメンテナンスやリニューアルも含めてお客さまをサポートします。初めから終わりまでを考えた総合的な取り組みが評価され、当社グループのVOCガス処理装置は多くの製造現場に採用されてきました。現在、吸着式のVOCガス処理装置の市場で高いシェアを占めています。

当社グループが目指すのは、コンパクトで低価格の装置開発とランニングコストの低減、そして処理過程で発生する熱エネルギーの利用など、エコロジーでエコノミーを推進するソリューションの提供です。生産プロセスを支えるVOCガス処理装置。当社グループは、「ものづくり現場の環境改善」に寄与できることを誇りに思っています。

TOPICS

シャープ(株)亀山工場で省エネと環境保全に貢献するVOCガス処理装置

シャープ亀山工場では、『できる限りのエコをする』をスローガンに、温暖化防止、化学物質の排出量削減など、あらゆる面において工場の環境配慮性を高める取り組みを進めています。その一環として、第一工場・第二工場に東洋紡のVOCガス処理装置を導入。液晶パネルを生産する工程で発生する、化学物質を含むガスを濃縮・燃焼しています。定期的な対象物質の測定結果によると、いずれの物質も基準値を大きく下回る高い除去率を維持しており、稼働状況には満足しています。この装置をうまく活用して、省エネと除去率向上を両立したいと思います。

亀山環境安全推進センター 副参事 松原 一男さん

VOCガス処理装置をはじめ、工場内動力設備の運転管理および運用改善を担当。安定操業と環境保全の両立に日々取り組んでいます。

亀山環境安全推進センター 副参事
松原 一男さん

亀山環境安全推進センター 副参事 深谷 百合子さん

温暖化対策を中心に、工場の環境戦略立案および対策推進を担当。太陽光発電設備の導入や工場内省エネの推進に取り組んでいます。

亀山環境安全推進センター 副参事
深谷 百合子さん

用語解説

●VOC:Volatile Organic Compounds
塗料、洗浄剤、接着剤、印刷インキなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどの揮発性有機化合物のこと。光化学スモッグを引き起こす原因物質の一つとされ、日本でも規制対象となっています。
●活性炭素繊維「Kフィルター™」
吸着速度が速いため、有機溶剤ガスを速やかにしかも確実に吸着します。当社は世界で初めて、この「Kフィルター™」の工業化に成功しました。
●Kフィルター™VOC回収装置
「Kフィルター™」を使用したVOC吸着回収装置の場合、ユーザーの多くは、精製しないでそのまま再利用しています。回収溶剤の品質の高い「Kフィルター™VOC回収装置」のメリットがそこにあります。もちろん、ユーザー(用途)によっては、精製し再利用もされています。
●ハニローター吸着・濃縮処理装置
「Kフィルター™」をはじめとする活性炭系のハニカム吸着材またはゼオライト系のハニカム吸着材を、用途に合わせて使用した装置。液晶、半導体工場などでは、低濃度のVOCガスを濃縮した後、燃焼処理を行います。
バイオマスマークは、生物由来の資源(バイオマス)を利活用し、品質および関連法規、基準、規格などに合致している環境商品の目印。社団法人日本有機資源協会が審査、認定を行っており、2010年4月現在236商品が認定されています。

特集:東洋紡と「歩む」

  • ライフサイエンス「海水淡水化装置」
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