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さまざまな臨床検査項目を高感度で測定できる小型自動分析装置を販売

2009年9月15日

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当社は、高感度でさまざまな臨床検査項目が測定できる小型自動分析装置「POCube™」(「ピーオキューブ™」)を9月17日から販売します。「POCube™」は、高感度、簡便な測定操作、低価格などの特長を持つ小型自動分析装置です。
販売時点では、C反応性タンパク*(以下CRP)の測定が対象で、今までは困難だった新生児の高感度CRP測定が可能となります。

*C反応性タンパク: 体内に炎症などが起きた時に血中に現れるタンパク質の一種。一般的な血液検査の検査項目として測定される。近年、動脈硬化症などの慢性炎症時のマーカーとしても注目されている。

1. 開発の背景

最近注目されているPOCT(Point of Care Testing)とは、外注して臨床検査センターで検査するような「時間のかかる」検査ではなく、入院患者のベッドのそばでの検査や、緊急を要する検査、 さらには手術中などの(リアルタイムの)モニタリングなどの検査のことです。POCTには、迅速な対応が必要で、簡便な検査方法が求められています。
このたび当社は、POCTの要件である①結果報告までの時間が短い、②いつでもど こでも誰でも検査が可能である、③装置が小型で安価、という特長に加え、高感度測定ができる小型自動分析装置「POCube™」を販売します。化学発光免 疫測定法を採用することにより、高感度での測定を実現しました。

2. 「POCube™」の特長

(1)高感度測定が可能
小型自動測定装置においては、業界トップクラスの高感度です。多量の検体や長時間の測定を必要とせず、高感度CRP測定が可能です。

a. 微量検体でも測定可能
CRPに関しては、5μLでの測定が可能です。血液などの検体量が少なくて済むため、新生児への負担を低減し、CRP測定が可能です。
b. 低濃度測定が可能
CRPに関しては、0.03mg/dLでの測定が可能です。
c. 短い測定時間
測定開始から結果表示まで5分で測定が可能です。

(2)簡便な測定操作
試薬カートリッジをセットし、ボタンを押すだけで簡単に測定が可能です。試薬カートリッジの種類を交換するだけで、今後、さまざまな臨床検査項目も測定が可能です。

3. 今後について

1年間で、小規模クリニック、大学病院、衛生検査所などを中心に「POCube™」を100台販売し、専用試薬を含めて2億円の売上を目指します。
現在、測定可能な項目はCRPのみですが、2009年末には、高病原性鳥インフル エンザ試薬(研究用に限定)、PSA試薬(前立腺特異抗原:前立腺がんの検査項目)を、2010年春にはインフルエンザ試薬(A型とB型の判別可能)を上 市予定です。今後、測定できるウィルスの種類を増やし、さらに販売拡大をしていく予定です。

4. 「POCube™」の主な仕様
本体価格: 120万円(希望小売価格、税抜)
測定原理: 化学発光免疫測定法(フィルター固相)
検体種別: 全血、血漿、血清、尿
外形寸法: 幅280mm×奥行310mm×高さ275mm
重量: 約12kg
分析装置イメージ1 分析装置イメージ2

CRP試薬カートリッジ:
30テスト用8700円(希望小売価格、税抜)

以上

<本件に関するお問い合わせ先>

東洋紡績株式会社 広報室
TEL 06-6348-4210

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