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インフルエンザ感染を従来の半分以下の時間で判定できる診断システムを発売

2010年7月22日

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当社はインフルエンザウィルスA型・B型を判定できる診断システムを開発しました。本製品は従来の半分以下の約6分でデジタル判定できます。国内の総合病院および個人病院向けに、7月下旬より販売を開始いたします。

1.開発の背景

昨年、新型インフルエンザH1N1型が世界的に流行したことは記憶に新しいと思います。
インフルエンザの感染拡大を抑制するために、感染初期の診断による治療の必要性が認識されています。当社はこうした市場のニーズに着目し、従来よりも短時間かつ簡単にインフルエンザウィルスを判定できる診断システムの開発に取り組んできました。
このたび、新型インフルエンザH1N1型を含む、インフルエンザウィルスA型・B型を判定できる診断システムを開発いたしました。

2.診断システムの特長

この診断システムは当社の小型免疫自動分析装置「POCube®(ピーオキューブ®)」と専用の試薬カートリッジ「ピオ キューブ® FluAB」を用います。検体を試薬カートリッジに滴下し、分析装置本体に差し込んで感染の有無を判定します。この診断システムは以下のような特長があり ます。

● 迅速性 ~検査結果がその場で分かる~

従来の判定方法の多くが15分程度かかっていた判定を、約6分で行うことができます。

● デジタル判定 ~判定結果が一目で分かる~

従来の判定方法では時間を計測し、目視で結果を判定していました。当社の診断システムでは専用の試薬カートリッジに検体を滴下した後、分析装置本体にセットすると、自動的に陰性・陽性どちらかの検査結果を表示します。

● 高感度 ~感度が高いので感染初期に発見しやすい~

この診断システムでは従来の判定方法に比べ、インフルエンザウィルスA型では4倍以上、インフルエンザB型ウィルスでは12倍以上、高感度で検査できます。従って、ウィルスの増殖が少ない感染初期段階においてでも発見できる可能性があり、感染拡大の抑制も期待できます。

3.今後について

インフルエンザが流行し始める秋口に向けて、この診断システムを病院や診療所へ向けて拡販していきます。また、試薬カートリッジの種類を増やすこと で、インフルエンザ以外のさまざまな種類の感染症疾患を、この分析装置1台で測定できるようになります。すでに、C反応性タンパクを測定できる試薬カート リッジを販売しています。
今後は各種、試薬カートリッジのラインナップを強化・拡充し、本診断システムで年間10億円の売上を目指します。

*C反応性タンパクとは、体内で炎症が起きた時に血中に現れるタンパク質の一種です。この数値を測定することで、疾患の可能性を判定できます。

4.当社の診断システム製品について

(1)小型免疫自動分析装置「POCube®(ピーオキューブ®)」

小型免疫自動分析装置「POCube®(ピーオキューブ®)」イメージ

価格: 120万円(希望小売価格、税抜)
測定原理: 化学発光免疫測定法(フィルター固相)
外形寸法: 幅280mm×奥行310mm×高さ275mm
重量: 約12kg

(2)インフルエンザ用試薬カートリッジ「ピオキューブ® FluAB」

インフルエンザ用試薬カートリッジ「ピオキューブ® FluAB」イメージ

価格: 12,000円(希望小売価格、税抜)
テスト数: 10テスト/キット(箱)
検出時間: 約6分間

以上

<本件に関するお問い合わせ先>

東洋紡績株式会社 広報室
TEL 06-6348-4210

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