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サウジアラビアの海水淡水化用逆浸透膜の生産設備を増設 竣工式を開催

2014年6月3日

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 5月29日、サウジアラビアに設立した合弁会社アラビアンジャパニーズメンブレンカンパニー有限責任会社(以下、「AJMC」)で、海水淡水化用逆浸透膜エレメント「ホロセップ®」の生産設備増設の竣工式を開催しました。
竣工式には、サウジアラビア淡水化公団(SWCC)イブラヒム総裁、電気・コージェネレーション調整庁(ECRA) アルシェーリ総裁、小寺駐サウジアラビア日本国大使、合弁パートナーであるACWA Holding(以下、「ACWA」)、伊藤忠プランテック(株)の関係者が列席し、当社からは会長・坂元、取締役・松井、アクア膜事業部長・藤原が出席しました。

竣工式の模様
(竣工式の模様)
右から、当社坂元会長、イブラヒムSWCC 総裁、アルシェーリECRA 総裁、アブナヤンACWA 会長
(右から、当社坂元会長、イブラヒムSWCC 総裁
 アルシェーリECRA 総裁、アブナヤンACWA 会長)

1.背景

 現在、中東湾岸諸国は急速な経済発展や人口増加により水需要が増加しているほか、老朽化した蒸発法による海水淡水化プラント更新のために大型の海水淡水化プラントの建設需要が高まっています。また、石油の自家消費量を抑制し輸出量を確保する政策の一環として、蒸発法よりも省エネルギーである逆浸透(RO)膜法による比率も高まっております。
 このような状況下、当社は「AJMC」の海水淡水化用逆浸透膜エレメント「ホロセップ®」生産設備を増設しました。

2.設備の概要

(1)設置場所 :AJMC工場敷地内(ラービグ市:Rabigh Plus Tech Park 内)
(2)設備投資額 :約6億円(総投資額は約12億円)
(3)新設備稼動時期 :2014年5月

3.「AJMC」の概要

社名 Arabian Japanese Membrane Company, LLC
(アラビアンジャパニーズメンブレンカンパニー有限責任会社)
設立 2010年8月
資本金 23.6百万SAR(約6億円)
出資比率 ACWA49%、東洋紡36.1%、伊藤忠プランテック(株)14.9%
所在地 工場:ラービグ市(Rabigh Plus Tech Park 内)、営業所:リヤド市
事業内容 海水淡水化用逆浸透膜エレメントの製造・販売

4.今後の予定

 当社は、「AJMC」生産設備の増設により、今後ますます拡大が期待される中東地域の海水淡水化市場で事業を拡大したいと考えています。サウジアラビアのみならず、その他の中東、北アフリカ諸国にも海水淡水化用逆浸透膜エレメント「ホロセップ®」を広く販売していく予定です。合弁会社は、2017年に売上40億円を目指します。

 

(補足資料)

<海水淡水化用逆浸透膜エレメント「ホロセップ®」について>

海水淡水化用逆浸透膜エレメントとは、海水を淡水にろ過する中空糸で構成される基幹部材です。圧力容器の中にエレメントを充填し、海水淡水化プラントに用いられるモジュールとなります。エレメントには、微生物の増殖を防ぐために使用される塩素殺菌に優れた耐久性を持つ三酢酸セルロース製の中空糸膜が使用されており、これまで国内外で多くの実績を誇っています。

当社の海水淡水化用逆浸透膜エレメント
当社の海水淡水化用逆浸透膜エレメント

<大型海水淡水化プラントへの納入実績>

プラント (国名) プラント規模 稼動開始年
ラスアルカイル (サウジアラビア) 345,000 m3/day 2014
ジェッダ RO3 (サウジアラビア) 260,000 m3/day 2013
シュケイク-II (サウジアラビア) 240,000 m3/day 2010
ラービグ (サウジアラビア) 218,000 m3/day 2008
ヤンブー (サウジアラビア) 128,000 m3/day 1998
ジェッダ (サウジアラビア) 113,600 m3/day 1994
ラービグ2(サウジアラビア) 109,000 m3/day 2015
ジュベイル (サウジアラビア) 85,000 m3/day 2007
マラフィック・ヤンブー (サウジアラビア) 50,400 m3/day 2005
福岡 (日本) 50,000 m3/day 2005
アデュール (バーレーン) 45,500 m3/day 2005
マニファ (サウジアラビア) 27,000 m3/day 2012

以上

<本件に関するお問い合わせ先>

東洋紡株式会社 広報室
TEL 06-6348-4210

※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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