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ISCC PLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)を取得 マスバランス方式によるバイオマスOPPフィルムの販売へ

2023年3月27日 製品・展示会

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 東洋紡株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:竹内郁夫)およびグループ会社の豊科フイルム株式会社(所在地:長野県安曇野市、代表取締役社長:大塚敦彦)は、このほど、持続可能な製品に関する国際的な認証の一つである「ISCC PLUS認証」を取得しました。これを受け、2023年秋より、ISCC PLUS認証製品として、マスバランス方式※1によってバイオマス由来特性を割り当てたバイオマスOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルムの販売を開始する予定です。

 ISCC PLUS認証は、持続可能性および炭素に関する国際認証ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)のうち、主にバイオマス原料やリサイクル原料について、原料から最終製品までのサプライチェーン全体を通じて、マスバランス方式で適切に管理されていることを担保するものです。

 当社グループはこれまでも、植物由来の原料を一部使用した包装用フィルム「バイオプラーナ®」をはじめ、環境に配慮したフィルム製品の開発に注力してきました。今後、バイオマスフィルムの供給を強化する新たな取り組みとして、廃食用油などのバイオマス原料をマスバランス方式で管理し、バイオマス由来特性を割り当てたOPPフィルムを豊科フイルムで製造、当社が販売します。このバイオマスOPPフィルムは、石油由来原料のみを使用したOPPフィルムと同等の性能を持ち、主に食品包装用途で展開します。

 当社グループは、昨年5月26日に公表した長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」※2において、フィルムのグリーン化※3比率を2030年度に60%、2050年度には100%とすることを目標の一つとして掲げています。このほどのISCC PLUS認証取得を機に※4、バイオマス原料を使用したフィルム製品のラインアップを拡充し、循環型経済の実現に貢献できるよう努めていきます。

※1: 原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法 ※出典:環境省 「バイオプラスチック導入ロードマップ」
※2: 東洋紡 「サステナブル・ビジョン2030」
※3: リサイクル原料・バイオマス原料の使用や、フィルムの減容化を実現すること
※4: 東洋紡株式会社および豊科フイルム株式会社は、ISCCの最新の規定に則り、ISCC PLUS要求事項に準拠することを約束し、宣言します

 

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

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