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ニュースリリース
オランダ・ピューラック社と
ポリ乳酸樹脂製造に関する戦略提携を決定
<2009.03.16>
(187KB)
ニュースリリース

  このたび当社は、乳酸製造・販売最大手であるオランダ・ピューラック社と当社のポリ乳酸樹脂「バイロエコール®」製造に関する戦略提携を決定しました。今回の提携により、当社は、「バイロエコール®」の原料であるラクチド(*1)をピューラック社から安定的に購入し、「バイロエコール®」を安定的に製造できる事業体制の足がかりができました。
1.「バイロエコール®」とは
  環境に対する意識の高まりから、廃棄時の環境負荷を考慮し、地中の微生物などで分解され、やがて土に還る「生分解性(*2)」材料が注目されています。さらに、カーボンニュートラル(*3)の観点から、「植物由来(*4)」材料も注目されています。ポリ乳酸樹脂は、最も一般的な生分解性かつ植物由来の樹脂の一つです。
  ポリ乳酸樹脂は、主にラクチドを原料として製造されますが、通常のポリ乳酸樹脂は結晶性であるため、酢酸エチルなどの汎用溶剤には溶けず、インキ、接着剤、塗料用の樹脂としては使用できませんでした。しかし、「バイロエコール®」は、当社の特殊重合技術で製造した世界に類を見ない非晶性(*5)のポリ乳酸樹脂なので、汎用溶剤に溶け、インキ、接着剤、塗料用の樹脂として使用できます。さらに、「バイロエコール®」は、ポリ乳酸フィルムとの密着性も良好ですので、ポリ乳酸フィルムと組み合わせることにより、全体で「生分解性」かつ「植物由来」の製品を製造することが可能です。

2.ピューラック社との戦略提携の概要
  ピューラック社は発酵乳酸およびその誘導体の分野で世界的なマーケットリーダーです。当社は今回の提携により、「バイロエコール®」の原料であるラクチドをピューラック社から安定的に購入し、「バイロエコール®」を安定的に製造できます。ピューラック社のラクチドは、遺伝子組み換えを行っていない植物から製造されたラクチドで、当社はそのラクチドを原料に「バイロエコール®」を製造します。

3.今後の予定
  今回の提携を足がかりに欧州での「バイロエコール®」の拡販を進めていきます。

*1ラクチド:乳酸の環状2量体でポリ乳酸等のバイオマス材料の原料モノマー。ピューラック社は独自の技術で吸湿、加水分解しやすいラクチドを輸送可能な製品とした
*2生分解性:地中の微生物などにより分解される性質
*3カーボンニュートラル:「植物は光合成により二酸化炭素を吸収して成長していたため、植物由来の原料で製造した製品を燃やしても、トータルで見た大気中の二酸化炭素の量は増えない」という考え方
*4植物由来:原料が植物からできていること
*5非晶性:結晶構造を持たない性質

ピューラック社について:
親会社:オランダ CSM(シーエスエム)
所在地:オランダ王国、ゴーリンケム(Gorinchem, The Netherlands)
代表者:Fabrizio Rampinelli
売上: 3億2600万ユーロ
従業員数:約1,000人
設立:1935年
事業内容:発酵乳酸、発酵乳酸誘導体の製造、販売

ピューラック社は発酵乳酸およびその誘導体の分野で世界的なマーケットリーダーです。世界5カ国に工場と15カ国に営業拠点があり、製品は食品、医薬品、医療材料、化粧品、動物用飼料及び化学工業分野で使用されています。
http://www.purac.co.jp/

以  上

<本件についてのお問い合わせ先>
東洋紡績株式会社 広報室
松下・山田
電話:06-6348-4210

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