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こんなところにザイロン


世界有数の卓球用品メーカーである(株)タマス。 タマスはバタフライブラン ドを世界中に展開し、オリンピックや世界卓球選手権に出場するトップクラスの選手に愛用されています。そのバタフライの卓球ラケットの内部に当社のPBO繊維「ザイロン®」が採用されています。
「ザイロン®」は世界最高レベルの強度と弾性率(変形しにくさ)を誇るスーパー繊維です。これらの特長から競技用自転車のスポークなど、スポーツ分野でも採用されています。「ザイロン®」は変形しにくいので、衝撃を加えた時の反発が大きくなります。「ザイロン®」を使用したラケットでボールを打つと、より弾むようになり、打球の威力が上がります。優れた特長で世界の有名選手の活躍を支える「ザイロン®」。「ザイロン®」を使ったバタフライのラケットにぜひ注目してください !

「ザイロン®」使用のラケット
「劉 詩雯(リュウ スーウェン)モデル」 (「ZLファイバー」)


ラケットについて、(株)タマス研究開発チームラケット企画開発担当の岩瀬祐介氏に伺いました。
Q.ラケットのどの部分に使われているのですか。
A.ラケッ ト本体は異なる種類の木を貼り合わせて作られています。機能性を持たせるために、木と木の間に入れる板状の特殊素材に使われています[図参照]。「ザイロン®」が使用されているのは「ZLファイバー」、「ZLカーボン」、「スーパーZLカーボン」の3種類です。「ZLファイバー」は「ザイロン®」を、「ZLカーボン」、「スーパーZLカーボン」は「ザイロン®」とカーボンファイバーを編んだものです。いずれも、バタフライラケットの主力商品です。

Q. 採用の経緯について教えてください。
A.開発を開始したのは’04年。当初は用具の耐性を高めることを目的に、新たな素材を検討していたところ「ザイロン®」を見つけました。残念ながら当初の目的には使えなかったのですが、高い弾性率を示すことと、素材の軽さから、「ザイロン®」をラケッ ト内部の素材に使えないか、と考えたのです。
ラケットの縁部分の加工に苦労しましたが、’07年に「ザイロン®」を使ったラケット「フォティーノ」などの販売を始めました。
1グラム単位の重さ、0.1ミリメートル単位の厚みという微妙なところで、われわれ用具メーカーは戦っています。「ザイロン®」は素晴らしい特性を持っているため、開発に時間がかかってでも商品化したいという気持ちがありました。

こんなところにザイロン®
強いぞザイロン
ザイロンについて




当社のPBO繊維「ザイロン®」は、世界最高レベルの強度と弾性率(変形しにくさ)を誇るスーパー繊維です。今回は「ザイロン®」を初めてスノーボードに使用した(株)ハスコ・エンタープ表取締役社長に、その良さについて伺いました。

Q.「ザイロン」 をスノーボードへ使用するきっかけは何だったのでしょうか

 
A.私の趣味がバイクだったのですが、ライダースーツに使われていることがきっかけで 「ザイロン®」を知りました。その特長を調べてみたところ、スノーボー ドの特性を上げるのに使えるのではないか、と考えました。数年間のテストを経て、’12年から商品に採用しています。

Q.「ザイロン®」 を使うことによる利点はなんでしょうか
A.重さを変えず板を強くできることです。板の補強材にカーボンもありますが、カーボンだけだと力をかけすぎると割れてしまいます。
しかし「ザイロン®」を組み合わせると割れにくくなります。また、カーボンと大きく異なるのは、「ザイロン®」とカーボンを組み合わせると一定以上の力を加えた場合はカーボンより曲がりやすく、元に戻ろうとする力(反発力)が得られやすいということです。カーボンと比較して振動しにくいという特長もあります。


Q.「ザイロン®」 を使用したスノーボードは、どのようなタイプのスノーボーダー向けになるのでしょうか
A.主に、「フリースタイル」と呼ばれる、滑るだけではなくハーフパイプやジャンプなどの技をするスノーボーダーが使っています。例えば、オーリー(板をしな らせて跳ね上がる技)をする際は、反発力が得られやすいのでより高く飛べます。 また、「ザイロン®」を板のセンターに入れているタイプは、スピー ドを出しても振動しにくく、安定した滑りができます。