COCOMICOCOMI

生体情報計測ウェア
スマートセンシングウェア®
実現するフィルム状導電素材

aboutabout

生体情報計測のための
スマート衣料
スマートセンシングウェア®
実現する
ウェアラブルデバイス向け
フィルム状導電素材Stretchable Conductive Film

着るだけ、つけるだけ―― 生体情報を得るためにユーザーが行うことはただそれだけ。
この上なくシンプルな使用感で高いユーザビリティを引き出すスマート衣料。
スマート衣料は心拍センサーや温度センサーといった高機能を備えた機能性インナーから、心拍数測定の他、
さまざまな生体情報を取得し、データ活用ができるウェアラブルデバイスです。
当社は、このスマート衣料に使うフィルム状導電素材COCOMI®を開発しました。
COCOMI®は、薄く伸縮性を持ち、体の動きに追従し、電極と配線の継ぎ目をなくして一体化させることが可能です。
また、COCOMI®は電気抵抗値が低いため、より精度の高い生体情報の収集が実現可能となります。
作業現場や介護の見守り、運転中の眠気検知、スポーツ科学に基づいたアスリート支援まで、
その活用フィールドは、拡がり続けています。

動画で見るCOCOMI®

FutureFuture

ウェアラブルな機能性素材で、
近い将来、
様々な生体情報が
計測可能に

心拍数・関節角度・皮膚温・呼吸・発汗

図1:ウェアラブルデバイスが目指す生体情報の測定

スマートセンシングウェア®(※1)が目指すのは、着用するだけでさまざまな生体情報をリアルタイム計測することです(イメージ図1)。
計測する生体情報の例として、心拍数・呼吸・発汗・皮膚温・関節角度などが挙げられます。

例えば心電位の計測の場合、通常は肌に直接ゲル電極を貼り付け、心臓の電位パルスを拾いますが、発汗による剥がれやかぶれなどの恐れ、装着時の違和感もあり、日常的に測定することは難しいとされます。
その点、衣服側に固定した心拍センサー等の電極を肌に接触させるという、負担の少ない方法を採用するスマートセンシングウェア®(ウェアラブルデバイス)なら、日常での測定も可能に。このように“ウェアラブルな導電素材”により精度の高いバイタルセンシングがより身近になります。

現在、COCOMI®は心拍数・呼吸・筋肉活動量の計測に使われています。

※1 ウェアラブル端末の当社商標名

ウェアラブルデバイスでの生体情報(心拍数)の計測が可能にウェアラブルデバイスでの生体情報(心拍数)の計測が可能に

ウェアラブルデバイスでの
生体情報(心拍数)の計測が可能に

Tシャツ・インナー感覚で扱える手軽さが強みのスマート衣料!
ウェアの内側に採用した伸びるフィルム状導電素材COCOMI®が高精度の生体情報を収集、肌に触れても異物感の少ないソフトな肌触りです。
衣服を着たままでも無線でのデータ転送が可能で、タブレット端末などでスピーディーに数値の確認が可能。よりスムーズな生体情報の取得を実現するスマートセンシングウェア®(ウェアラブル端末)です。

StoryStory

COCOMI®誕生から現在、
そして未来へ
広がる
バイタルセンシングのポテンシャル

プロジェクトリーダー
インタビュー

東洋紡株式会社 繊維機能材生産開発部主幹 作田 光浩(さくだ みつひろ)

東洋紡株式会社 繊維機能材生産開発部主幹
作田 光浩

COCOMI®黎明期からプロジェクトを
けん引する頼もしいリーダー
3匹の愛犬(チワワ)たちとの散歩がイチバンの
リラックス法

社内外のさまざまな人が関わり、
生まれたCOCOMI®

COCOMI®プロジェクト立ち上げのきっかけは、ウェアラブル端末に注目が高まりはじめた時期に「着るタイプのウェアラブル端末を東洋紡で作れないか」と、国家プロジェクト※の共同研究を行っていた立命館大学から持ちかけられたことでした。スタートから約5年が経ちましたが、当初は約10名の“有志メンバー”が集まったような感じでした。

※文部科学省「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)拠点」事業の「運動の生活カルチャー化により活力ある未来をつくるアクティブ・フォー・オール拠点」(中核拠点:立命館大学)

「全社横断型プロジェクト」と呼ばれることが多いですが、「導電ペーストを研究開発する部署(研究所)」「それをフィルムに加工しウェアに取り付ける部署(本社テキスタイル)」「その製品となったウェア(ウェアラブル端末)を着用しデータを解析する部署(研究所)」という3セクションがCOCOMI®プロジェクトの骨格。さらに、まだ売る物が無い時点から「営業担当」も加わり、文字通り部署の垣根のないモノづくりが始まりました。

「生体情報が計測できるCOCOMI®」から「そのデータを活用するためのCOCOMI®」へ
「生体情報が計測できるCOCOMI®」から「そのデータを活用するためのCOCOMI®」へ

「生体情報が計測できるCOCOMI®」から
「そのデータを活用するためのCOCOMI®」へ

当社では優れた伸縮性を実現する「ストレッチャブル導電ペースト」を開発してきました。

この「ストレッチャブル導電ペースト」をシャツに貼り付けられればスマート衣料が作れそう?簡単そう!と、安易に考えていたところが…早々に最大のネック=洗濯耐久性の問題に直面。COCOMI®は直接皮膚に触れないと機能しないため洗濯は避けられず、頭を抱えましたが、現在は100回以上の洗濯に耐えられるまでに進化しています。この類いの苦労話は尽きませんね(笑)。

既にCOCOMI®は「競走馬の健康管理・調教」や「プロドライバーの健康管理」「運転中の眠気検知」など、多様なフィールドの第一線で評価を進めています。このように「COCOMI®による生体情報(データ)の使用目的が明確なお客さま」から高評価をいただいています。当初、私たちが着目したのはウェラブル分野に最も近いと見込んだスポーツ分野。期待を持って有名スポーツメーカー各社に提案しましたが、話は聞いてもらえるものの「面白いけど、そんなにいつも心拍数ばっかり気にする?」という感じで結局採用してもらえず惨敗。単に「心拍数測定が可能なうえ、モニターで数値が確認できるんです、すごいでしょ!」だけではダメなんだと実感しました。
今後の展開としては、現在のお客さまに加え「高精度の生体情報が計測できるCOCOMI®の機能を使い、エンドユーザーへのサービスを考えているお客さま」をキャッチすることが飛躍のカギだと考えています。もちろん、スポーツ分野での採用も視野に入れています。

学部・学科の学びにとどまらない“本当の得意分野”が武器になる!

学部・学科の学びにとどまらない
“本当の得意分野”が武器になる!

学部・学科の学びにとどまらない“本当の得意分野”が武器になる!

当社はフィルムやスーパー繊維といった素材を手がける素材メーカーなので、お客さまのニーズや用途にあわせた素材の提案が中心となっていました。ですが、スマート衣料分野で使われるCOCOMI®は、まだ市場が成熟していないこともあり、素材開発から製品化、そして販売企画までトータルで手がけられるため、当社での新しいビジネスモデルとしても期待されています。このCOCOMI®を使ったスマートセンシングウェア®(※1)は活用シーンやユーザーが想像でき、モノづくりをする者としてやりがいも増しますね。COCOMI®という名前をみんなで考え名付けたのも、お客さまから愛される商品としたい、という想いからです。私自身、COCOMI®の説明をお客さまにするため、入社30年にして初めて直接営業したり(笑)このプロジェクトで経験できることも多く楽しんでいます!

新人さんは自分の得意なことをどんどんアピールしてほしいですね。理系・文系、学部・学科は関係ありません。そんな学びの領域も大事ですが人として本当に得意な部分をどんどん磨いてください。個性豊かな皆さんとお話できるのが楽しみです!

※1 ウェアラブル端末の当社商標名

COCOMI®プロジェクトチーム

スマートセンシングウェア®(ウェアラブル端末)
として生体情報を計測できるようになるまで

大学 大学
大学

着るタイプの
ウェアラブル端末を
作れないか

事業計画 技術転用

作田【プロジェクトリーダー】

作田【プロジェクトリーダー】COCOMI®をどのようにしてお客さまに届けるかといったビジネスモデルの検討

表

スマートセンシングウェア®(ウェアラブル端末)をどのような分野で活用するか考案

素材開発 技術開発

権

COCOMI®やスマートセンシングウェア®のスマート衣料としての評価(生体情報を正確に測定できるか、快適に着用可能かなど)

入江

入江COCOMI®の要
ストレッチャブル導電ペーストの開発

小松

小松ペット分野へのCOCOMI®やスマートセンシングウェア®の展開
COCOMI®で得られた生体情報の解析

用途展開

炭本

炭本スポーツ分野へのCOCOMI®やスマートセンシングウェア®の展開

ほかにも販売展開をしていく営業メンバーなど約20名ほどのメンバーが在籍

COCOMI®
プロジェクトメンバーの声

東洋紡STC株式会社 事業サポート部 企画グループ 炭本 勇也(すみもと ゆうや)

東洋紡STC株式会社 事業サポート部 企画グループ
炭本 勇也

COCOMI®のスポーツ分野への展開を担当。
好きなラーメンは揚子江のラーメン

将来、COCOMI®を全てのアスリートの良き相棒に!

大学卒業後、渡米してデザインを学び、2012年にキャリア採用で東洋紡に入社。デザインやプランニングに関する業務を中心に行っています。COCOMI®の製品ロゴの制作もその一つ。

子供の頃からサッカーなどスポーツが好きなこともあり、当時から慣れ親しんだスポーツメーカーにCOCOMI®を使ってもらうことでアスリート支援の一翼を担えればと思っています。現在、東海大学の柔道・駅伝・バスケットボール・水泳といった体育会と連携し、スポーツデータや着用時の要望をCOCOMI®の改良に生かしています。大学駅伝など、直接関わった選手の活躍が大きなやりがいです。当社は経験豊富な大先輩が大勢いる職場。そう聞くと堅苦しく聞こえますが、他では得られない知識を吸収できるすてきな環境です!

東洋紡STC株式会社 技術開発部 開発グループ 表 雄一郎(おもて ゆういちろう)

東洋紡STC株式会社 技術開発部 開発グループ
表 雄一郎

COCOMI®の生産技術開発を担当。
無人島に行くなら、小説が必携

COCOMI®プロジェクトは成長中、興味があれば是非手を挙げて

私が入社時から現在まで携わっている業務に「染色加工」があります。抗菌防臭・消臭・撥水・吸水など、皆さんにも身近な衣料製品にも取り入れられている技術です。気がつけば26年もやってますので(笑)生地や素材、生産技術の知識もあるだろうと、スマートテキスタイルを手がける研究所から声がかかり、COCOMI®プロジェクトに参加。スマートテキスタイルを簡単に言えば「着る電化製品」。広い意味でスマート衣料とかスマートテキスタイルと呼ばれています。衣料で培った技術を、新ジャンル・スマート衣料へスムーズに応用できたのは当社ならではの強みです。

COCOMI®が可能にする、ウェアラブルデバイスによる生体情報の収集は、当初、競馬界で威力を発揮。競走馬の心拍数測定とトレーニングシステムの開発に携わりました。でも、トラブル続出で…改良を重ね、今は問題なく使っていただけるようになり一安心!製品に落とし込むための技術変換から販売計画まで広く担当していますが、時には営業担当者からの意見をもらいながらの、全員参加のプロジェクトという楽しさがありますね。

コーポレート研究所 快適性工学センター 小松 陽子(こまつ ようこ)

コーポレート研究所 快適性工学センター
小松 陽子

COCOMI®のママさん研究者。
1億円あったら動物をいっぱい飼う♪

女性目線の研究でCOCOMI®
もっと日常で活躍させたい

ズバリ“女性が強い”風土が定着した会社ですね(笑)!その昔、現在の東洋紡の礎となる紡績工場を支えたのが女性従業員たちだったという背景があるのかも知れません。私は2004年入社なのですが、研究所・本社問わずに先輩女性社員たちが生き生きと仕事をしているのが印象的でした。女性にとって転機となるライフイベントにも理解があり、実際私も2度の産休を取得しています。一方、若手社員たちも趣味などプライベートを充実させているようです!

以前は化粧品の塗りごこち評価も担当。インナーもそうですが、男性が机上で研究しても実体験がない分、ズレていることも多くて、そんな時はワタシの出番!と(笑)! 現在、主に心拍数測定など生体情報が収集可能なスマート衣料として注目されているCOCOMI®ですが、バイタルセンシングの側面だけではなく、ペットが幸せになったり、毎朝自分の“ブルー指数”が簡単に測定できたり…もっと日常で誰もが気軽に使える商品に展開できればと考えています。

コーポレート研究所 快適性工学センター 権 義哲(クォン ウィチョル)

コーポレート研究所 快適性工学センター
権 義哲

COCOMI®の基本設計&研究実働のトップ。
自然大好き!趣味はキャンプ

「井戸を掘るより山を登れ!」視野を広げる研究スタイルが強み

感性工学で学位を取得し、快適性工学のリーディングカンパニーであった当社にはちょっとした憧れを持っていました!このように、長年東洋紡が得意としてきた感覚を数値化する技術を軸とする、「触り心地を数値化」する研究が私の専門。脳波・心電図など生体情報に基づく生理的計測も取り入れ、「着ごこちの良さ」も東洋紡製品に反映しています。スマート衣料では特に重要なファクターになりますね。私のようにキャリア入社で活躍するメンバーも多いですが、社歴不問で活躍できる伸びやかな風土が当社の魅力の一つかな?

指導面ではフレンドリーな指導が私のモットー!
COCOMI®プロジェクトで不可欠な、フレキシビリティやコミュニケーション能力をまず修得してほしいです。所内にはすぐにでも大学で教鞭をとれるような、知識経験を持った先輩が多数在籍しています。新入社員の方には、そんな環境を大いに利用し、個々のスキルUPを目指して欲しいですね。

コーポレート研究所 ケミカル基盤ユニット リーダー 入江 達彦(いりえ みちひこ)

コーポレート研究所 ケミカル基盤ユニット リーダー
入江 達彦

COCOMI®の最重要原材料を開発。
宝くじに当選したら世界旅行したい(特に南極)

伸縮して電気も通す!画期的過ぎる導電素材の生みの親

業界的に、ポリマー加工にプラスアルファの付加価値を付けて販売しようという潮流がある中、中長期研究の一貫で伸縮性のある導電ペーストの研究を進めてきました。これがCOCOMI®の心臓部である、伸びる導電ペースト「ストレッチャブル導電ペースト」です。研究から販売、営業までさまざまな部署のメンバーの協業で推し進めるCOCOMI®のプロジェクト。関わる人の分だけ文化や仕事スタイルがあり、当初は「本当にコレでイケるのか」と心配したことも。でも、私の思い過ごしでした(笑)。改めて社内プレゼンや部署連携の大切さを認識できました。

研究開発の仕事は、とにかくメリハリが大事だと思っています。職場でも、頑張る時は頑張る!力を抜ける時は抜いて、と伝えています。
新入社員の方には、若手ならではの「瞬発力」に期待したいですね。

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COCOMI®採用事例

For Sports

スマート衣料でトレーニングを
科学する! スポーツ用途の
バイタルセンシングデバイス

当社は、東海大学(神奈川県平塚市 学長:山田 清志)と、スポーツ分野向け生体情報計測用ウェアスマートセンシングウェア®に関する共同研究契約を締結し、活動を開始しました。当社のフィルム状導電素材COCOMI®を使用したスマートセンシングウェア®で着用者の生体情報を計測し、効果的なトレーニングをサポートするスポーツウェアを開発。バイタルセンシングとスポーツ科学の可能性を、アスリート支援に生かしています。

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For Driving

COCOMI®が運転中の眠気を検知し
交通事故防止!
社会の課題を
解決するウェアラブルなスマート衣料

事業所として急務とされるドライバーの居眠り運転や交通事故防止の対策。バス・トラック・タクシーなどの事業者向けに開発した安全運行管理の補助機器としても利用可能なCOCOMI®。運転中の眠気を検知してアラームで通知、COCOMI®で収集した生体情報が車社会の安全性を高めます。また、装着者の心拍数や眠気を検知した時間、3軸方向加速度、体動を本体に記録できるため、運転状態の管理ツールとして有効。長期間の健康管理に活用できるうえ、安全な車の運行に大きく貢献します。

※本システムはユニオンツール(株)との共同開発です

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For Healthcare

産後ママの不調やストレスをモニタリング!
快適性と生体情報の測定精度を
兼ね備えたスマートテキスタイル

当社と、東北大学(宮城県仙台市 総長:大野 英男)の研究グループ、ユニオンツール株式会社、3社共同で新たな妊婦用スマートテキスタイルを開発しました。普段の洋服やインナー感覚で活用可能です。COCOMI®と、ウェアラブル心拍センサ・ユニオンツール(株)の「myBeat」を用いて生体情報を取得できるスマートテキスタイルで、これまで難しかった、産後うつなどの早期発見や発症・予後予測の実現を目指しています。

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スマートセンシングウェア®のために開発された、全く新しい伸びる導電ペースト素材・COCOMI®。現在、スポーツ科学に照らしたアスリート支援のためのトレーニングサポートから、運転中の眠気検出など安全運転の補助や、ドライバーの健康管理。そして妊婦さんのメンタルケアまで、分野・用途の枠を超えるウェアラブルな機能性素材として可能性を広げています。

先端のスマート衣料から
食品包装用フィルム、液晶テレビまで。
普段の暮らしの中にもたくさんの
東洋紡製品が

私たち東洋紡の魅力は「COCOMI®」だけでは語れません。
日々の生活の中で活躍する、皆さんにとっても身近な東洋紡の製品をご紹介します。

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