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アース製薬株式会社 様

包装材への薬効成分の吸着を防いで、蚊取り線香の品質を安定させたいけど…

低吸着性と包装適性を両立できる高機能なフィルム材。その驚くべき実力とは?

虫ケア用品(殺虫剤・防虫剤)のリーディングカンパニーであるアース製薬株式会社(以下、アース製薬)様。主力商品でもある蚊とり線香は防除用医薬部外品の蚊取り製剤であるため、流通期間において薬効成分を安定に保つことが肝となる。しかし、その薬効成分が流通過程で使用される包装材に吸着されてしまうため、吸着が起こりにくい包材の選定が必要とされていた。

課題

薬効成分が吸着しにくく、包装適性の良いフィルム材を探して…

虫ケア用品には、高価な薬効成分を含んだものや香りをつけたものが少なくありません。アース製薬の「アース渦巻香 プロプレミアム」においても、製造過程での薬効成分の品質管理はもとより、消費者に届くまでの包装材の設計にも気を使う必要がありました。従来はヒートシールOPP(二軸延伸ポリプロピレン)を包装材として使用しておりましたが、使用する薬効成分によっては、包装後に薬効成分がフィルムに吸着されてしまうことがありました。また、単体でヒートシール性のあるフィルム材としてはオレフィン素材しか選択肢がない状況でした。

課題のポイント

  • ヒートシールOPPでは、薬効成分の吸着を防ぐことが出来ない

  • ヒートシールOPPと同等のヒートシール性や包装適性が必要

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