TOP > パッケージング情報局 > ティアファイン® TF110

製品紹介

どこからでも、どの方向からも切れる!
手切れ自在のポリエステルフィルム


「開けやすさ」が求められるパッケージ

近年、消費者の利便性向上を目的として、パッケージの「易開封化」が進んでいます。
高齢化社会の進展や多様なライフスタイルへの対応が求められる中、誰もが簡単に開封できる包装形態へのニーズが高まっています。食品や日用品を中心に、消費者の開封時のストレスを軽減する工夫が施されており、現在のパッケージ設計において「開けやすさ」は重要な要素となっています。

加工が無くても手切れ性を持つ易カットフィルムのTF110

通常のプラスチックフィルムを使用した包材では、手で開封するために袋の一部に「ノッチ(切れ目)」を入れる必要があります。より良い開封性を実現するための手段としては、後加工により袋に細かいキズや微細孔を付ける方法などが用いられています。
しかし、このような後加工は切れ性の付与には有効ですが、設備の導入が必要になったり、加工のプロセスが長くなることにより納期がかかったりするデメリットがあります。
手切れ性付与を目的に使用される素材として、紙やセロハンもありますが、一般的にプラスチックフィルムの方が耐水性・強度・印刷性・加工特性などで優れていると言われており、多様な用途に適用が可能です。

当社のポリエステルフィルム「ティアファイン® TF110」は、東洋紡が長年培ってきた独自の製膜技術と樹脂設計により、フィルムそのものに高い手切れ性を備えた製品です。後加工を施すことなく、どこからでも、どの方向(MD・TD)からでも手で簡単に切ることができます。またアルミや紙と貼り合わせることで、より切れ性が向上します。

TF110の活躍シーン


  • ・薬袋、健康食品、粉末スープ、ジュース、お茶の小袋等のスティック包装用途
  • ・キャンディ、ガム外装
  • ・折り曲げ性、突き刺し性の要求されるフタ材等の用途
  • ・テープ用途

このように、「ティアファイン® TF110」はプラスチックフィルムでありながら手切れ性を備えた、包材の易開封化に最適なフィルムです。袋にノッチ(切れ目)を入れなくても、どこからでも簡単に手で開封することができ、包材の高機能化に貢献します。また、易開封性付与のための後加工の工程を削減することができ、包材のリードタイム短縮につながる可能性があります。

今回、ご紹介した製品はこちら