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パイレン®フィルム-CT

パイレン®フィルム-CTは、ポリプロピレンを主原料とした無延伸ポリプロピレンフィルム(CPPフィルム)です。単体使用や各種ラミネート用のシーラントフィルムとして、パン、繊維類などの一般包装用からレトルトなどの特殊包装用まで銘柄があり、パッケージ市場のニーズに細かく対応しています。

主な特長
一般タイプ
銘柄P1011・P1111

P1011は単体として、繊維包装用や離型紙その他雑貨用に使用されるタイプです。P1111は、印刷が必要な場合の、
コロナ処理を施したタイプとなります。単体使用の場合には特に、フィルムの透明性、光沢や適度なスベリ性が要求されますが、
それぞれの特性を十分そろえています。

品名 厚さ(μm) 特長 コロナ面 用途例 物性表
P1011 30~50 標準品(PPホモタイプ) なし パン、繊維、雑貨 PDF
P1111 25~50 同上のコロナ処理品 巻内 パン、繊維、封筒、成型、オートクレーブ PDF
一般ラミネートタイプ
銘柄P1128・P1181

P1128はポリエチレンフィルムと比べ、耐熱性に優れていると共に、良好なヒートシール性を持っています。
透明性とコシにも優れているので、ドライラミネート用のシーラント材として適しています。
P1181は一般タイプの特長に帯電防止性を付与したタイプです。ラミネートのいずれに対しても優れた帯電防止性効果を示します。
P1181は押出しサンドラミネートにおいては、ラミネート強度不足の場合があるので、ドライラミネートでのご使用をお勧めいたします。

品名 厚さ(μm) 特長 コロナ面 用途例 物性表
P1128 20~60 低温ヒートシール性に優れラミネート・
エージングでの滑り変化が少ないタイプ
巻内 高速自動包装用 PDF
P1181 25~50 帯電防止タイプ 巻内 繊維、塩コンブ、粉物 PDF
レトルト用
銘柄P1153・P1157・P1146・P1147・DC061

P1153はセミレトルト(120℃未満)タイプで、耐寒性・透明性・耐水性・低温ヒートシール性・破袋強度に優れています。
ヒートシール温度可能域が広く、レトルト前と後でのヒートシール強度の変化が少ないため、レトルト前に良否の判定が容易です。
P1146はハイレトルト(120℃以上135℃以下)タイプで、破袋強度・低臭性に優れています。
P1147はP1146に比べコシ・耐寒破袋性・耐ブロッキング性が向上したタイプです。
DC061はMD方向における直進カット性を付与し、ハイレトルトまで対応できるタイプとなっております。

品名 厚さ(μm) 特長 コロナ面 用途例 物性表
P1153 40~80 セミレトルト(約120℃まで)耐寒性良好 巻内 煮豆、一般レトルト食品 PDF
P1157 60 セミレトルト(約120℃まで)
ノンパウダー適性良好
巻内 PDF
P1146 50~80 ハイレトルト耐寒性・透明性良好 巻内 ハンバーグ、カレー PDF
P1147 60~80 ハイレトルト耐寒性・耐落下破袋性・
ノンパウダー適性良好
巻内 PDF
DC061 50~70 ハイレトルト
MD方向直進カット
巻内 ハンバーグ、カレー PDF
環境調和タイプ
銘柄PB128 (旧品番DC062)

PB128はバイオマス由来のポリオレフィン樹脂を含有させた環境調和型無延伸ポリプロピレンフィルムです。汎用のCPPフィルムと同等の特性を有しています。

品名 厚さ(μm) 特長 コロナ面 用途例 物性表
PB128 20~60 バイオマス由来のポリオレフィン樹脂を含有
P1128同等タイプ、バイオマスマーク取得
旧品番 DC062
巻内 高速自動包装用 PDF