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  • 異物付着抑制・生体適合性を実現する 合成系コーティング材料 セックワン/樹脂・金属・医療機器などに、抗血栓性、炎症反応の抑制、アンチバイオファウリング性などの特性を付与することができる生体適合性ポリマーです。異物付着抑制・生体適合性を実現する 合成系コーティング材料 セックワン/樹脂・金属・医療機器などに、抗血栓性、炎症反応の抑制、アンチバイオファウリング性などの特性を付与することができる生体適合性ポリマーです。
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異物付着抑制・生体適合性を実現する 合成系コーティング材料 セックワン異物付着抑制・生体適合性を実現する 合成系コーティング材料 セックワン

樹脂・金属・医療機器などに、抗血栓性、
炎症反応の抑制、
アンチバイオファウリング性
などの特性を付与することが
できる
生体適合性ポリマーです。

セックワン®とは

About Product

セックワン®は、血液や生体由来のタンパク質などに基材が接触した際に生体(異物)反応が起こるきっかけを作らせない、汚れを防止する合成系コーティング材です。合成ポリマーのため、動物由来で懸念されるウイルス混入の心配がありません。
異物付着抑制効果や生体適合性が求められる医療機器や細胞培養プレートなどへコーティングすることにより、高付加価値化を実現します。医療機器デバイスに用いられる樹脂や金属などの基材に使用が可能です。

セックワン®の機能:簡単に使用可能で、抗血栓性、耐久性、デザイン性を兼ね備えます
  • 簡単使用

    簡単な工程でコーティングが可能

  • 耐久性

    ポリマーコーティングは数十ナノメートルの厚さ

  • 抗血栓

    血液中で、血小板やタンパク質の吸着、補体の活性化を抑制

  • デザイン性

    透明で液状なポリマーのため、医療機器の外観を損なわない

  • ・簡単な工程でコーティングが可能
  • ・ポリマーコーティングは数十ナノメートルの厚さ
  • ・血液中で、血小板やタンパク質の吸着、補体の活性化を抑制
  • ・透明で液状なポリマーのため、医療機器の外観を損なわない

セックワン®
ここがすごいSpecial Point

抗血栓性

血液やタンパク質、細胞に接する機器に血栓ができ、目詰まりなどが生じることを防ぎます。
これにより機器の安全性を高めるとともに、交換頻度を少なくするなど、メンテナンス性の向上にも貢献します。

炎症反応の抑制

機器が血液と接触することにより異物として認識され、意図しない免疫(生体)反応が起きることを抑制します。
より患者様の負担の少ない医療機器の開発をサポートします。

タンパク質吸着・微生物付着の抑制
(アンチバイオファウリング性)

機器表面へのタンパク質吸着や微生物の付着を抑制します。
これにより、菌の温床となることを防ぎ、バイオフィルムが形成されることを抑制します。

用途例Used Case

医療機器に抗血栓性や炎症反応の抑制などの生体適合性を付与

カテーテルの使用イメージ

カテーテル、人工心肺回路用部材、血液回路チューブなどの人体内に挿入することを想定した医療機器に対し、セックワン®でのコーティングにより、抗血栓性や炎症反応の抑制などの生体適合性を付与します。
また、基材との接着性が優れており、安全性・耐久性が求められる医療機器に採用実績があります。

プラスチック、ステンレスなどの基材にアンチバイオファウリング性を付与

コンタクトレンズや剪刀の使用イメージ

セックワン®は生体にイナート(生体不活性)な表面を実現することをコンセプトにしています。セックワン®によるコーティングは基材へのタンパク質、血小板、細胞、微生物などの付着を抑制する特性があることから、アンチバイオファウリング性を付与することが可能となります。
タンパク質吸着抑制による汚れ防止や、微生物付着抑制によるバイオフィルム形成防止について、効果が期待できます。

細胞培養時の細胞培養プレートなどに低接着性を付与

細胞培養プレートの使用イメージ

セックワン®によるコーティングは、細胞培養分野においても効果が期待できます。
細胞培養時の細胞培養プレートをセックワン®でコーティングすることで、細胞を接着させることなく細胞培養を実現することが可能となります。

セックワン®の特性Feature

3成分の相乗効果で
生体適合性を発現します。

生体適合性のイメージ

セックワン®は、ポリマーの側鎖に「親水性」「撥水性」「疎水性」の3成分を有することにより、血液が異物に接触する際に発生する反応を抑制することができます。

抗血栓性について

ポリマーの親水性基は、血液と接触した際に親水性表面を形成し、血小板粘着やタンパク質吸着を抑制します。以下の評価試験において、有効性が確認されています。

血栓形成が抑制

セックワン®をコーティングしたプラスチック基材では血栓の付着が抑制されていることが確認されました。
セックワン®を利用することで、詰まり等の機器の不具合や血栓剥離による人体への悪影響が発生しにくくなります。

血栓形成の評価試験結果:セックワン®をコーティングした基材では血栓の付着がない

材料表面への血小板の粘着が抑制

プラスチック基材の半面にセックワン®をコーティングした結果、コーティング面では血小板の粘着が少ないことが確認されました。
このように血栓形成のトリガーとなる血小板粘着が抑制されるので、血栓形成に由来する不具合の発生が減少します。

SEM観察の画像:セックワン®をコーティングしたガラスビーズを接触させた血液は凝固するまでの時間が延長したSEM観察の画像:セックワン®をコーティングしたガラスビーズを接触させた血液は凝固するまでの時間が延長した

血液が凝固するまでの時間が延長

セックワン®をコーティングしたガラスビーズを接触させた血液は完全に凝固するまでの時間が延長されました。
このように血液が凝固しにくいので、血液凝固阻止剤(ヘパリンなど)代替として検討可能な材料です。

凝固系評価のグラフ:セックワン®をコーティングした面には血小板の粘着が少ない

炎症反応の抑制について

ポリマーの撥水性基は、表面エネルギーが低いため、異物認識から生じる血中の免疫反応を抑制します。

血液成分中の補体の活性化が抑制

セックワン®をコーティングしたガラスビーズを接触させた血液では補体活性が抑制されました。
このように補体活性化を抑制することで、免疫反応による炎症を引き起こしにくくなり、健康被害が発生する可能性が低くなります。

C3a産出量のグラフ:セックワン®をコーティングしたガラスビーズを接触させた血液では補体活性が抑制された

タンパク質吸着、微生物の付着の抑制について

医療機器にタンパク質や菌由来のバイオフィルムが生じるのを抑制します。

血液由来タンパク質の吸着を抑制

セックワン®をコーティングしたプラスチック基材では各種タンパク質の吸着が抑制されていることが確認されました。
このように基材にタンパク質が吸着しないため、機器の詰まり等の不具合発生が減少します。

タンパク質吸着実験結果のグラフ:セックワン®をコーティングした基材ではタンパク質吸着が抑制された

微生物の定着が抑制

セックワン®をコーティングしたプラスチック基材では黄色ブドウ球菌の接着菌数が少なくなりました。
このように微生物付着を抑制することで、基材上でバイオフィルムが形成される可能性が低くなります。

黄色ブドウ球菌の接着実験のグラフ:セックワン®をコーティングした基材では接着菌数が少ない

特性まとめさまざまな医療機器の
コーティングに利用できます。

ポリマーの疎水性基は、血液に対するポリマーの溶出を抑制します。また、コーティング時の基材との密着性や均一性を高めます。
基材からセックワン®が剥がれにくいことから、人体に挿入するカテーテルや血液回路チューブ等にも安心して使用が可能です。
また、ポリウレタン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ガラス、ステンレスなど、様々な基材に対してセックワン®をコーティングすることが可能です。

ポリマーの疎水性基は、血液に対するポリマーの溶出を抑制します。また、コーティング時の基材との密着性や均一性を高めます。 基材からセックワン®が剥がれにくいことから、人体に挿入するカテーテルや血液回路チューブ等にも安心して使用が可能です。 ポリウレタン、軟質ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ガラス、ステンレスなど、様々な基材に対してセックワン®をコーティングすることが可能です。

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    以下よりお気軽にお問い合わせください。

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よくあるご質問

FAQ

生物学的安全性試験について

セックワン®は下記の生物学的安全性試験において評価を受けております。

試験項目 試験方法 セックワン®
細胞毒性試験 ISO 10993-5、医療機器審査No.36、医療機器GLP 陰性
皮膚感作性試験 ISO 10993-10、医療機器審査No.36、医療機器GLP 陰性
急性毒性試験 ISO 10993-11、医療機器審査No.36、医療機器GLP 陰性
発熱性物質試験 ISO 10993-11、医療機器審査No.36、医療機器GLP 陰性
溶血性試験 ISO 10993-4、医療機器審査No.36、医療機器GLP 陰性
皮内反応試験 ISO 10993-10、医療機器審査No.36、医療機器GLP 陰性
遺伝毒性試験
(復帰突然変異試験)
ISO 10993-3、医療機器GLP 陰性
遺伝毒性試験
(染色体異常試験)
ISO 10993-3、医療機器GLP 陰性
筋肉内理殖試験
(2週間、4週間)
ISO 10993-6、医療機器GLP 陰性
亜慢性毒性試験
(28日間連続静脈投与)
ISO 10993-11、医療機器GLP 陰性

医療機器審査No.36:生物学的安全性試験の基本的考え方に関する参考資料について 平成15年3月19日
医療機器GLP:医療機器の安全性に関する非臨床試験の実施の基準に関する省令 平成17年3月23日、厚生労働省令第37号

東洋紡株式会社について

唯一無二の製品を生み出し医療の発展とQOLの向上に貢献する。東洋紡のライフサイエンス事業は、バイオ技術と膜技術の2つをコア技術とし
さまざまな技術の融合を通じて医療・生命科学の領域で
ユーザー課題・社会課題の解決をめざしていきます。

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