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リポーターアッセイ用新規ルシフェラーゼベクター

Emerald Luc -pELucベクターシリーズ-

 
生細胞アッセイに最適なリポーターアッセイ用ルシフェラーゼベクターです。より高感度に測定できます。

200611201.jpg Emerald Lucシステムは新規に開発されたルシフェラーゼを用いるリポーターアッセイシステムです。本システムに採用されているブラジル産ヒカリコメツキムシ(図1)由来ルシフェラーゼは、従来のホタルルシフェラーゼに比べ、生細胞において安定で、強い発光が観察されます(図2、3)。本ベクターに転写制御配列を挿入していただくことによって、生きた細胞での発光イメージングや非破壊計測によるリポーターアッセイにご利用いただけます。
 また、本ルシフェラーゼは破壊系における発光安定性も高く、細胞溶解(in vitro)アッセイ用のルシフェラーゼとしても最適です。

 in vitro用アッセイ試薬が発売になりました。詳細はこちらをご覧ください。


特長
特長1  生細胞における高い発光
ホタルルシフェラーゼと比べ、生細胞において高い発光を示します。細胞培養液にD-ルシフェリンを添加し、生細胞において発光を測定することが可能です。現在注目されている発光イメージングのプローブとして最適です。
200611222.jpg


特長2  動的な変動解析が可能 
【Emerald Luc –Short lifeタイプ-】
時計遺伝子のリズム解析などの動的変動解析用には、ルシフェラーゼのC末端に分解促進シグナル(PEST配列)を付加したEmerald Luc –Short lifeタイプ-を用いることができます。

特長3  高い発光安定性

200611203.jpgEmerald Lucはホタルルシフェラーゼと比べ、破壊系測定において高い発光安定性を示しますので、発光の減衰が少なく、HTSアッセイに最適です。*Emerald Luc専用破壊系(in vitro)測定試薬(リポーターアッセイ用)は近日発売予定です。

 

 



実施例
実施例1 ホタルルシフェラーゼとの生細胞系における性能比較
200611224.jpg pELuc-test、pELuc(PEST)-test、及びホタルルシフェラーゼ(fLuc)の各ルシフェラーゼ遺伝子上流にAP1応答エレメント、HSVtkプロモーターを挿入したコンストラクトを、96ウェルプレートに播種したHeLa S3細胞にトランスフェクションしました。その後、この細胞を PMAまたはEGF、及び0.2 mM ルシフェリンを含む培養液に置換して5時間インキュベートし、そのままプレートリーダーで発光を計測しました。図(上)はシグナル計測値を、(下)は各コンストラクト毎に誘導比(無添加を1として比率を算出)をプロットしたものです。Emerald Luc(ELuc)を用いた場合、ホタルルシフェラーゼと比べ、約15倍のシグナルが認められ、誘導の検出もホタルルシフェラーゼ(fLuc)に比べて良好でした。


実施例2 概日時計遺伝子の転写変動解析
200611205.jpg pELuc-test、pELuc(PEST)-testのルシフェラーゼ遺伝子上流に概日変動性の報告されているBmal1遺伝子プロモーターを挿入したプラスミドを、NIH-3T3細胞へトランスフェクションしました。その後、その細胞を100nMデキサメタゾンで処理し、0.2mM  ルシフェリンを含む培地に置換した後、培養しながら連続発光測定装置で3日間発光を測定しました。
  その結果、Emerald Luc –Short lifeタイプ-の方が良好なリズム変動を示すことが確認できました。これは細胞内におけるリポータータンパク質の寿命が短縮されたことに起因していると考えられます。
 
(*産業技術総合研究所 中島芳浩先生にご協力いただきました。)


20061023Mark.jpg実施例3 NFκBリポーターを用いたシングルセルイメージング

 35mmディッシュにHeLa 細胞を播種し、(NFκB)6-tk-ELuc(PEST)プラスミドをトランスフェクションしました。翌日、10ng/ml TNFα、0.5mM D-luciferinを添加して、発光イメージングを実施しました。発光イメージングは、発光イメージングシステムLV200(オリンパス社)を用い、露光:2分間、インターバル:10分間、倍率:20倍で、20時間実施しました。この結果、TNFα添加によるNFκBの活性化の様子は、細胞集団で評価した場合も個々の細胞レベルで評価した場合にも同様に、TNFα添加9時間前後まで活性化が進み、その後減衰していくことが確認できました。

200706127.jpg
 

 ⇒ オリンパス社の機器情報へ

 ⇒ 実施例3の詳細はこちらをご覧ください。

一口メモ
Emerald Lucは、ブラジル産ヒカリコメツキムシPyrearinus termitilluminans由来のルシフェラーゼ2)をもとに、哺乳類細胞で発現しやすいように遺伝子工学的に改変されたルシフェラーゼ遺伝子*です。本酵素は、最大発光波長538nmの緑色の発光を呈します。この発光スペクトルはpHの影響をほとんど受けません。さらに、発光検出に使用される光電子増倍管(PMT)やCCDカメラではこの領域に高い量子効率を示すものが多く、ハード面からも好適なルシフェラーゼといえます。 *特許出願中

関連情報
【FAQ】
Emerald Luc Luciferase Assay Reagent

【ベクター情報】
200611227.jpg

【スペクトル情報】
20061212.jpg

参考文献
1) バイオテクノロジージャーナル, 3-4: 230-232 (2006)
2) Photochemistry and Photobiology, 70: 254-260(1999)


価格表
(品名をクリックすることで取扱説明書をダウンロードいただけます)

品名

包装*

保存  温度

Code No.

価格

 Emerald Lucプロモーター挿入用ベクター
pELuc-test

 10μg

 -20℃

ELV-101

 ¥35,000

Emerald Luc-Short lifeタイプ-プロモーター挿入用ベクター
pELuc(PEST)-test

 10μg

-20℃

ELV-201

¥35,000

※ヒカリコメツキムシ由来ルシフェラーゼ遺伝子を含むベクターは、弊社にて特許出願 した技術です。研究用として利用される場合は、営利・非営利団体に関らず、ライセンス契約は必要ございません。

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