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工業用膜
豊富な実績と用途に適したファインチューニング 当社は、30年以上にわたり培ってきた確かな技術と豊富な実績で、お客さまのニーズにお応えします。さまざまな用途に適したファインチューニングが可能で、カスタムメイド膜のデザインなど柔軟に対応いたします。
当社の工業用膜は、中空糸を採用しており、自由度の高いモジュール設計とコンパクト化が可能です。また、中空糸の内径によって処理液側の流路を決めることができ、処理液の流速を制御しやすいという利点があります。そのため、中空糸膜は特にクロスフローろ過に適しています。
同じ大きさのモジュールで比較した場合、中空糸膜モジュールは平膜モジュールよりも、膜面積が数倍大きいという利点があります。そのため、同じ大きさのモジュールでは、単位時間当たりの処理量の増大が期待できます。
膜を用いたろ過には「デッドエンドろ過法」と「クロスフローろ過法」の2種類があります。「デッドエンドろ過法」は、供給液を全量ろ過する方法です。一方、「クロスフローろ過法」は、供給液を膜面に平行に流しながらろ過する方法です。濁り成分が膜表面に堆積するのを抑制しながらろ過を行うので、「デッドエンドろ過法」と比較して目詰まりしにくいというメリットがあります。
膜ろ過とは、供給液側とろ過液側を隔てる膜の壁にある、無数の微細孔や分子配列の隙間を利用して分離操作を行うものです。分離対象物の大きさと、ろ過の駆動力によって、逆浸透(RO=Reverse Osmosis)、ナノろ過(NF=Nano Filtration)、限外ろ過(UF=Ultra Filtration)、精密ろ過(MF=Micro Filtration)などに分かれます。
高品質でさまざまな用途に適した膜をご提供します
当社は、ワイン製造用中空糸ろ過膜を開発するなど、食品分野への用途拡大を行っています。 従来のワイン製造では、珪藻土を用いるろ過が行われてきましたが、最近では膜を用いた「クロスフローろ過法」が注目されています。当社の中空糸ろ過膜は、高い処理速度と耐久性を実現しており、欧州の大手プロセスメーカーとの共同作業やワイナリーでのフィールドテストを経て、欧州、南米など多数のワイナリーで採用されています。
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