ゼノマックス®
高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス®」について
「ゼノマックス®」は、-50℃から500℃まで熱膨張係数※1が約3ppm/℃と一定で、ポリマーフィルムとして世界最高レベルの寸法安定性※2を持つ高耐熱性ポリイミドフィルムであり、ガラス・シリコンウェハ・セラミックスの代替や複合化に適した材料です。当社が持つ高耐熱ポリマーの合成技術やフィルム製膜技術などを駆使することにより、従来のポリイミドフィルムでは不可能だった、ガラス基板と同等の高い寸法安定性を実現しました。400~500℃の高温下で加工が必要な薄膜トランジスタ(TFT)の回路基板向けに使用することができます。これまで、コーポレート研究所(滋賀県大津市)内のパイロット生産設備で製造し、電子ペーパーディスプレイ向けTFT基板材として採用されてきました。
- 1 熱膨張係数:温度の上昇に伴って物体の寸法(サイズ)が大きくなる(熱膨張の)割合を示す。単位温度当たりの変化率で示される。
- 2 寸法安定性:温度の変化に対して物質(材料)の寸法(サイズ)の変化が起こりにくい性質。


今後の展開
ゼノマックスジャパン(株)の設立に伴って生産設備を新設し、2018年10月より操業を開始しています。電子ペーパーディスプレイ向けTFT基板材の需要増に対応するとともに、「薄い」「軽い」「割れない」「曲がる」といった高分子フィルムの良さと、無機物に迫る高耐熱、低CTEを両立させた独自の高性能を生かし、フレキシブルな有機ELディスプレイや各種センサー、さらにはLEDディスプレイといった次世代ディスプレイ用途での展開を図り、お客様の幅広いご要望にお応えしていきます。電子ペーパーディスプレイ用途や新規用途の拡大に注力し、早期に100億円規模の事業の構築を目指します。