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高度な素材技術で医療の進歩をアシストします

医療機器事業部紹介

 医療機器事業部では、医療機器に対して使用される高分子やヘパリンを利用した抗血栓性素材の研究/開発/製造/販売を行っています。

医療用ヘパリンコーティング材料

 当社がご提案している医療用ヘパリンコーティング材料は、血液回路やカテーテルなどに高い抗血栓性(生体適合性)を付与する塗布剤です。プラスチック製の医療用部材だけでなく、金属製部材への表面処理も可能であり、皆様のベストパートナーとなる医療用ヘパリンコーティング材料です。

ヘパリンとは?

 ヘパリンは抗凝固薬の一つであり、血栓塞栓症等の治療や人工透析を行う際の凝固防止剤などとして、医療分野では広く使用されています。また、ヘパリンの原料は牛や豚の腸粘膜から採取されますが、当社の医療用ヘパリンコーティング材料に使用されるヘパリンは、豚の腸粘膜のみを使用して製造されています。

カテーテルとは?

 心臓や血管や尿道などの検査や治療を目的として、体内に挿入する細い管状になっている医療用具を総称してカテーテルと呼びます。

合成系コーティング材料「セックワン®」

 「セックワン®」は、全身性炎症反応抑制の軽減が期待できる汎用性の高い新しい合成系抗血栓性コーティング材料です。
 血液等の生体成分に接触するカテーテル・血液回路チューブ・カニューレ・人工肺などの医療機器は、異物反応が起こり血液の凝固や全身性の炎症反応を起こす可能性があります。
 「セックワン®」はこの様な医療機器の表面コーティング剤として幅広く利用できます。

特長

①合成系材料の使用
 「セックワン®」は生物由来の生理活性物質である抗凝固薬ヘパリンとは異なる、合成系の非生物由来材料であり、多くの試験により安全性が確認されています。
②各種医療機器へのコーティング加工性
 様々な樹脂・金属で構成される医療機器の表面に対して、最適化されたコーティング加工が可能です。
③全身性炎症反応の抑制
 抗血栓性に加え、全身性炎症反応を抑制し、手術による身体的な負担を軽減することが期待できます。
④血小板粘着抑制効果
 セックワン®でコーティングしたポリカーボネートは、血液成分である血小板の粘着を抑制する効果があることが確認されています。(資料はこちら
⑤微生物接着抑制効果
 セックワン®でコーティングしたポリカーボネートは、黄色ブドウ球菌の接着を抑制する効果があることが確認されています。(資料はこちら

医療用血液回路チューブ

医療用血液回路チューブ

 医療機器事業部が国内医療機器メーカー向けに製造する医療用血液回路チューブには、柔軟性を付与する可塑剤が添加されたポリ塩化ビニル(PVC)が使われています。PVCは、柔軟性に優れ、化学的に安定しているため、軟質の血液回路チューブ、医療用容器、血液バッグなどの医療機器として幅広く使用されています。

 可塑剤としては主に使用されてきた「DEHP」(フタル酸ジ‐2-エチルヘキシル)に代えて、より安全性の高い「Hexamoll® DINCH®」(1,2-シクロヘキサンジカルボン酸ジイソノニルエステル)やトリメリット酸トリオクチルを選択できるようになりました。

 また医療用ヘパリンコーティング材料や合成系コーティング材料「セックワン®」を医療用血液回路チューブの表面コーティング剤として使用すると抗血栓性の向上が期待できます。

※Hexamoll® およびDINCH®は、両方ともドイツBASF社の登録商標です。

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