庄川工場紹介

人、暮らし、地球を見つめて「高機能」を提案する工場

創立から140年続く東洋紡のなかでも、90年余りの歴史を誇る一番歴史の長い事業所です。
庄川工場では、祖業である繊維製品の開発・生産を中心に事業を行っています。
豊富な繊維素材を駆使して、原料から糸、織り、染め、加工仕上げまで一貫して生産しています。
繊維素材の多様化、複合化が求められる現代で、衣料品から産業用資材まで「高機能」な製品を開発・生産するために日々努力を重ねています。

沿革(抜粋)

1932

富山紡井波工場として操業開始

1934

呉羽紡庄川工場として操業開始

1935

呉羽紡入善工場として操業開始

1958

昭和天皇・皇后両陛下の庄川工場ご巡幸

1966

呉羽紡績(株)と合併、国内最大規模の紡績会社となる

1990

ISO14001の取得

2001

庄川工場、井波工場、入善工場を
富山事業所として3工場一体運営開始

2018

MBR膜生産開始

2020

GMP認証取得
ナイロン紗生産開始

2023

井波工場と入善工場休止、庄川工場へ集約
一部の生産活動を海外拠点へ移管

2024

庄川工場として新体制開始

工場紹介

紡績部門では、各種繊維素材の原綿を混ぜ合わせ不純物を取り除く混打綿工程、繊維の方向を揃えるカード工程、均整度を高めるコーマ・練条工程を経て、粗糸を作り、精紡工程で強度を持たせ糸を作ります。これらの工程の中で特殊技術を用いることにより、特殊構造糸や各種長短複合紡績糸ができます。

主な製造品

中東民族衣装用生地 「トーブ」

除菌性繊維「AGliza®」

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潤い繊維「refres®」

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長短複合技術繊維「Manerd®」

吸湿発熱繊維「eks®」

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清涼感・機能性素材「爽快コット®」

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抗ウイルス加工生地「NANOBARRIER®」

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織布部門では、織物の経糸を準備する整経工程・糊付け工程から始まり、一本一本の経糸に織機の部品を通すドローイング工程を経て、各種織機で生機を織りあげていきます。薄手から厚手、幅広織物までさまざまな織物に対応した短納期生産が特徴です。

加工部門では、生機についている糊剤・不純物を洗い落とし漂白する下晒工程、目的の色に染める染色工程、求められる風合い・機能を付与する仕上げ工程を通して各種織物の染色加工を行います。また、さらに特殊加工を加えることにより独自性のある風合い加工・機能加工ができることが特徴です。