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CSRトピックス

(「東洋紡グループCSR報告書2011」より)

貴重なレアメタルを原料に使わない環境にやさしい触媒で、ポリエステルを生産

化学製品の生産には、原料だけでなく、化学反応を促進するために「触媒」という物質が使われます。
従来ポリエステル樹脂の生産には、重金属を原料とする触媒が使われてきましたが、
東洋紡では、地球の貴重な資源であるレアメタルを使わないアルミニウム系触媒を開発しました。

重金属を含まない、世界初のアルミニウム系触媒「GS触媒」

「GS触媒」(写真手前)は、中央、奥の触媒と比べ、透明度が高いという特徴を持っています。
「GS触媒」(写真手前)は、
中央、奥の触媒と比べ、
透明度が高いという特徴を持っています。

ペットボトルをはじめさまざまな製品に使われているポリエステル樹脂の生産では、原料のほかに化学反応を促進するための触媒が使われます。従来、触媒にはアンチモン、ゲルマニウム、チタンなどのレアメタルを原料とするものが使われていました。それに対して、東洋紡が新たに開発した触媒は、世界初のアルミニウム系触媒です。

アルミニウムは世界中に埋蔵されているベースメタルであり、安定した供給が見込まれますが、これまでポリエステル重合触媒として活性が低いと考えられてきました。東洋紡では、アルミニウムを助触媒と組み合せることで高活性化に成功しました。

「GS触媒」は、地球の貴重な資源であるレアメタルを使わないことで環境への負荷を軽減できます。また、「GS触媒」で製造されたポリエステル樹脂は、
(1)重金属フリー(重金属を含まない)
(2)高い透明度で、調色剤の添加が不要
(3)従来ポリエステルと同等の成形性
(4)優れた性能バランス(水や熱に強い)
という特徴を持っています。ポリエステルは、例えば使用済みのペットボトルを繊維製品にするというようにリサイクルが可能ですが、ポリエステルの熱安定性が低いと黄変などの問題が起こります。「GS触媒」で作られたポリエステルは熱安定性が高く、リサイクル適性にも優れています。

「GS触媒」はペットボトルをはじめ、フィルム、繊維、各種成形品など、幅広い用途のポリエステル樹脂の生産が可能で、現在は、太陽光発電システム用フィルム「シャインビーム®」や、飲料用ペットボトルの製造時に使用されています。

太陽光発電システムモジュール
バックシートの「シャインビーム®」と産総研コンソーシアムより供給される部材(ガラス、セル、EVAなど)で作成される太陽光発電システムモジュール。「シャインビーム®」は「GS触媒」の特性を生かし、重金属フリーで環境にやさしく、水や熱に強いため、バックシートとして使用すれば、太陽光発電システム自体の寿命を延ばすことができます。
TOPICS

「GS触媒」が「Best Practices Award」を受賞

「GS触媒」が「Best Practices Award」を受賞

2010年12月、「GS触媒」はFrost&Sullivan社から「Best Practices Award」を受賞しました。この賞は国際マーケティング、市場調査およびコンサルティング業を行う世界的な著名企業である米国のFrost&Sullivan社が顕彰しているもので、「業界で優れている企業の革新的な製品」に授与されるものです。

特集:素材を「変える」

  • 生命の源である水を、世界の人々が安心して使えるようにするために
  • 「樹脂の原料を変える」多彩な植物由来素材を実用化
  • 天然由来の原料で肌にも環境にもやさしい化粧品へ

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