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神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ™」が厚生労働省より製造販売承認を取得

2013年3月25日

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 当社が開発した神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ™」が、2013年3月22日に、厚生労働省より製造販売承認を取得したのでお知らせいたします。

1.神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ™」について

 「ナーブリッジ™」とは、外傷により、断裂、欠損した末梢神経の再生を促進させる日本で最初の治療用医療機器です。

(1)「ナーブリッジ™」は、断裂、欠損した末梢神経の欠損部分(ギャップ)へ挿入・固定することで、中枢側から再生・伸長する自己神経を、末梢側へ誘導する機能を持っています。また「ナーブリッジ™」は、ポリグリコール酸(PGA)、コラーゲンなどの生体内での分解性に優れた材料で構成されているので、約3カ月で体内へ吸収され消失します。

(2)「ナーブリッジ™」は、新たに開発された医療用コラーゲン(「NMPコラーゲンPS」日本ハム(株)製)を使用しています。このコラーゲンをチューブ内腔に充填することで、末梢神経の再生・伸長に必要とされる神経外部の血管をチューブ内へ誘導させやすい構造となっています

神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ™」による治療過程(模式図)
神経再生誘導チューブ「ナーブリッジ™」による治療過程(模式図)

2.「ナーブリッジ™」の使用効果について

(1)現行の治療法である「自家神経移植」や「神経縫合」と同等か、それ以上の治療効果(知覚の回復など)が期待されます。

(2)「自家神経移植」のように、健常部位の末梢神経を採取する必要がないため、患者の負担は大幅に軽減し、施術時間の短縮も可能となります。

(3)特別な手術設備(顕微鏡手術の設備など)が必要ないので、一次救急病院での使用も可能となり、患者の術後早期のQOL(Quality of Life)回復に貢献します。

3.「ナーブリッジ™」のラインアップについて

 全長は約55mmで、太さは0.5mm~4.0mmの間、0.5mmピッチの8種類をそろえています。

4.販売ルートについて

 「ナーブリッジ™」は、泉工医科工業(株)を通じて、各医療機関へ販売します。

5.今後の予定

 当面は、治療の対象を手・指などの末梢神経損傷に限定して販売を進めていきます。
 また、厚生労働省より、末梢神経(脳や脊髄などの硬膜内神経を除く)への製造販売承認を得られておりますが、手・指以外の部位については、医療機関と協力体制を整備し、準備が整った後に、順次販売を開始する予定です。
 2015年には売上高50億円を目指します。

「ナーブリッジ™」外観
「ナーブリッジ™」外観

「ナーブリッジ™」断面
「ナーブリッジ™」断面

以上

<本件に関するお問い合わせ先>

東洋紡株式会社 広報室
TEL 06-6348-4210

※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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