私が担当する北中米エリアでは、工場がアメリカ、メキシコにあります。材料ごとに添加する原料を変えてさまざまなグレードを製造していますが、特に初めて製造するグレードは、設計通りの材料品質とするために製造条件設定が重要であるため、日本の技術者との情報交換・連携が欠かせません。
東洋紡の製品(ペレット形状の材料)を用い、お客さまが成形をしますのでその支援も実施します。お客さまやプロジェクトによって、使用する成形機や製品の形状はさまざまですので、たとえ使用する材料が同じであっても成形条件は異なります。材料の特性に応じて成形条件を最適化したり、成形現場に立会いしてお客さまと一緒に最適条件を見出したりします。幸い、成形の基本は世界共通ですので、日本での経験を生かすことができています。
お客さまのために北はカナダから南はメキシコまでどこでも駆けつけます。車で片道3時間程度の移動は日常になりました。元々車の運転は好きなので良い気晴らしになります。