東洋紡グループの130年(1970年~1990年代)

(CSR報告書2012より)

オイルショックを乗り越え、フィルムやプラスチック、バイオ事業へ進出

天然繊維から合成繊維へという総合繊維企業への歩みのなかで、高分子化学やバイオ(生化学)などさまざまな研究が蓄積され、非繊維分野の新しい事業の芽が育っていました。
1970年代から90年代にかけては、その研究成果が時代の要請に応える形で事業として花開き、東洋紡は第2の変革期を迎えます。

1970年代に進出したナイロン樹脂の製品群1970年代に進出したナイロン樹脂の製品群

1970年代にはポリエステルエラストマー「ペルプレン®」、スパンボンド技術などを開発したほか、機能膜事業へも進出し、1979年に世界で初めて一段法海水淡水化エレメントを開発しました。
これは海水淡水化装置の心臓部となるエレメントで、後に中東湾岸諸国などのプラントに採用され、水不足の解消へ貢献することになります。

  • ポリエステルエラストマー「ペルプレン®」ポリエステルエラストマー「ペルプレン®
  • 海水淡水化用逆浸透膜エレメント海水淡水化用逆浸透膜エレメント
創立百周年(1982年)を迎えた1980年代には、人工腎臓用中空糸膜の開発や遺伝子工学用酵素の研究開発を開始し、医療・医薬分野の研究・開発が本格化します。
繊維分野では、新しい手触りのポリエステル衣料用繊維「ジーナ®」をはじめ、超高強力ポリエチレン繊維「ダイニーマ®」など、高機能材料を次々と開発しました。
本社ビル本社ビル
1990年代には地球環境問題への関心の高まりに応え、地球温暖化防止、有害化学物質削減、省資源、廃棄物削減など環境改善に貢献する製品群の開発を進め、1999年には、それらを「東洋紡エコパートナーシステム®」として展開することを発表しました。
「ハニローター®VOC濃縮装置」「ハニローター®VOC濃縮装置」
年表[1970年~1990年代]

特集:東洋紡グループの130年