水資源

考え方・方針

地球上では、利用可能な淡水は多くありません。当社グループでは海水淡水化事業など、製品・事業を通じて国内外の水資源の保全に努めるとともに、事業活動においても水の循環使用を推進し、無駄のない利用を進めています。

体制

水資源の保全に関しては、サステナビリティ委員会傘下に設置の「地球環境委員会」で協議しており、今後方針を決定する予定です。

目標・実績

上記方針に基づき、現在水資源に関する目標値の設定および事業を展開する地域における水リスクなどの調査を検討しています。取水および排水の実績は以下の通りです。

2017年度から2019年度の3年間の、水質、水量に関する規制違反および事故はありません。

取水

(km³)

年度 国内 海外
2017 90,769 1,326
2018 86,406 1,162
2019 89,139 1,408

排水

(km³)

年度 国内 海外
2017 87,763 1,258
2018 82,775 1,051
2019 84,828 892

製品・技術による水環境問題への貢献

海水を淡水化する「膜」が水不足解消に貢献

地球を覆う膨大な水のほとんどは海水であり、私たち人間が使用できる淡水は限られています。そのため、淡水が利用しにくい地域は水不足の危機にさらされています。とりわけ中東湾岸地域では目覚ましい経済発展が続き、生活水準が向上し、人口も増加しています。その影響で、工業用水だけでなく生活用水の確保も課題となっており、海水淡水化施設の導入が進められています。当社グループは海水淡水化施設に使用される「膜」を提供し、こうした地域の水不足解消に貢献しています。

  • ※ 海水淡水化施設:海水中の各種塩類を除去して淡水にし、飲料水や工業用水として供給する施設

中空糸型逆浸透膜 ホロセップ®

海水淡水化用RO膜モジュール

海水淡水化用RO膜モジュール

当社グループの逆浸透膜(RO膜)モジュール ホロセップ®は高い水回収率を誇り、耐塩素性に優れており、塩素殺菌による微生物の増殖抑制が可能です。逆浸透膜にとって過酷な条件である高温・高塩濃度海水の中東湾岸諸国で高品質の飲料水を製造しています。30年以上の使用実績があり、高評価・高シェアを獲得しています。日本国内でも、日本最大規模の海水淡水化施設に導入されています。