社外からの評価(ESG関連)
ESG指数への組み入れ
2021年6月、当社はESG(環境・社会・ガバナンス)投資に関する世界的な株価指数である「FTSE Blossom Japan Index」、2021年12月に「MSCIジャパン ESGセレクト・リーダーズ指数」、2022年3月に「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」、2023年12月に「MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数」の構成銘柄に選定されました。
その他、「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」、「Morningstar ジェンダー・ダイバーシティ指数(GenDi)」、「S&P/JPX カーボン・エフィシェント指数」にも構成銘柄として採用されており、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が採用する以下の指数をはじめとして、GPIFが日本株式を対象とするすべてのESG指数の構成銘柄に選定されています。(2024年6月現在、継続選定)
FTSE Blossom Japan Index は、ESG評価の高い日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されています。
FTSE Blossom Japan Sector Relative Indexは、各セクターにおいて相対的に、ESGの対応に優れた日本企業のパフォーマンスを反映するインデックスで、セクター・ニュートラルとなるよう設計されています。
MSCI日本株ESGセレクト・リーダーズ指数は、親指数(MSCI 日本株 IMI指数)構成銘柄の中から、各GICS®[1]業種分類の銘柄数50%を目標に、ESG評価に優れた企業を選別して構築される指数です。
MSCI日本株女性活躍指数(WIN)は、性別多様性に関する開示情報をもとに構築しています。職場において高いレベルで性別多様性を推進する企業は、将来的な労働人口減少による人材不足リスクにより良く適応できるため、長期的に持続的な収益を提供すると考えられています。
その他の評価
当社の取り組みが、以下の評価を受けています。
当社は、サステナビリティ関連の取り組みの国際的な評価機関であるEcoVadis社(エコバディス、本社:フランス)のサステナビリティ評価において、総合スコアが上位15%の水準に相当する企業に贈られる「シルバー」評価を獲得しました。
EcoVadis社は、これまでに13万社以上(180カ国、220以上の業種)の企業を対象に「環境」「労働と人権」「倫理」「持続可能な資材調達」の4分野における企業の方針、施策、実績について評価を行っています。評価結果は欧米をはじめ多くの企業で サプライヤー選定条件に採用されています。
健康経営優良法人認定制度は、経済産業省と日本健康会議が共同で実施しています。「地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
当社は、上位法人に与えられる「健康経営優良法人 ホワイト500」に2年連続認定されています。
「プラチナくるみん」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、従業員の子育てをサポートしている企業として「くるみん」認定を受けた中から、育児と仕事の両立を支援する制度の導入や利用が進むなど、より高い水準の取り組みを行っている企業に対して与えられる認定です。
当社は、さまざまな取り組みが評価され、2023年6月に「プラチナくるみん」に認定されました。
えるぼし認定は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づき、女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業に与えられるものです。
当社は、「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「多様なキャリアコース」の項目が規定の水準に達していることなどが評価され、3段階中の2段階目である「2つ星」に認定されています。
Science Based Targets(SBT)は、環境NGOのCDP、国連グローバル・コンパクトなどが共同で運営する国際的なイニシアチブ(SBTi)が提唱する温室効果ガス(GHG)削減目標です。企業が設定するGHG排出量削減目標について、パリ協定が定める目標を達成するために最新の気候科学により必要と見なされる水準に沿っていると認めた場合、SBTiはこれを科学的根拠に基づいた目標(SBT)として認定しています。
当社グループの「2020年度実績から2030年度までにScope1,2を27%削減、Scope3を12.5%削減」という目標が科学的根拠に基づいた目標(SBT)であるとして、認定を取得※しました。
- 今回Scope3に関して認定を取得したのは、購入した製品やサービスに関連する活動(製造など)、販売した製品の使用に伴う温室効果ガスの排出
当社は、CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価の「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されました。
サプライヤー・エンゲージメント評価は、CDPが実施する気候変動に関する企業調査において、「ガバナンス」「目標」「スコープ3排出量」「サプライチェーンエンゲージメント」の四つの分野の質問への回答などをもとに、企業のサプライチェーン全体における気候変動に対する取り組みを評価するものです。
「自然共生サイト」は、民間の取り組みなどによって生物多様性の保全が図られている区域を環境省が認定する制度です。
当社グループは宮崎県東諸県郡綾町に保有する社有林「東洋紡 綾の森」において認定を取得しました。地元自治体の綾町と包括連携協定を締結し、「綾の森」の生物多様性保全に向けた積極的な取り組みを共同で推進します。尚、「綾の森」は、OECMとして国際データベースにも登録されています。