ダイバーシティ,エクイティ&インクルージョン
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マネジメントアプローチ
考え方・方針
当社グループでは、働き方・キャリア・性別・国籍・人種・信条の異なる人たちの中にあって、お互いを認め合い、協力して目標に向けた努力をすることが、個人と組織の成長につながると理解しています。
異なる意見、多様な人材の存在価値を認め合い、高い目標へと力を合わせて努力することを大切にしています。
また、「東洋紡グループ企業行動憲章」で下記のように宣言しています。
6. 従業員の活躍
私たちは、従業員の個性を尊重し、個々の能力を発揮できる働き方をサポートします。また、健康と安全に配慮した働きやすい職場づくりを行います。
- 6-1.
- 私たちは、多様な人材が活躍できる環境整備に取り組みます。
- 6-2.
- 私たちは、各種ハラスメントなど職場における不当な取り扱いを防止するとともに、雇用管理や処遇における差別的な取り扱いは行いません。
- 6-3.
- 私たちは、安全かつ衛生的で、働きがいのある職場づくりに努め、過重労働防止・時間外労働の削減に取り組みます。
<東洋紡グループダイバーシティ推進方針>
東洋紡グループは、多様な従業員が誇りとやりがいを持ち組織や社会で十分に活躍できることが、従業員の幸せと当社グループの持続的成長につながると確信しています。
このような職場の構築に向けて、東洋紡グループは三つの要素を柱としたダイバーシティの推進に取り組んでいます。
- Diversity (ダイバーシティ:多様性)
ダイバーシティは、人の個性を生かし、企業価値向上へとつなげる戦略です。
一人ひとりの個性を互いに受け入れ、尊重し、個性を最大限に活かすことです。
ここで言う個性とは、人の内面や外面、つまり価値観、文化、宗教、性格、経験、性的指向、性自認、性表現、人種、民族、国籍、言語、性別、年齢、障がい、健康、家族、社会的地位、学歴、職歴等のあらゆる違いを指します。
東洋紡グループは、違いを多様性として尊重し、当社グループの力・活力にする取り組みを大事にします。 - Equity (エクイティ:公平性)
エクイティは、挑戦する一人ひとりに対する「機会の提供」や「公平性」を追求することです。
一人ひとりの個性に応じて、誰もが情報やツール、仕組みなどを活用し、新たなことに挑戦する機会を得られるように工夫をし、東洋紡グループの活力に変えていくものです。
東洋紡グループは、性別・年齢などあらゆる属性で職域を固定せず、多様な人が公平に仕事に取り組めるように職場や仕事の仕方を変える努力をし続けます。 - Inclusion (インクルージョン:一体性)
インクルージョンは、挑戦する一人ひとりが個性を発揮し、相互に認め合い、組織として活かしあうことです。
組織や社会で貢献したいと願う東洋紡グループの従業員は、一人ひとりが主体的に考え、企業理念である順理則裕を実現します。
※順理(じゅんり)則裕(そくゆう) 「なすべきことをなし、ゆたかにする」
Diversity・Equity・Inclusionを推進することで、私たちは社内外により高い価値を生み出すことができると信じています。
制定日 2024年(令和6年)2月21日
以上
目標とKPI
<KPIと実績>
取り組み項目 | KPI | 目標(2025年度) | 実績(2023年度) |
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取り組み
女性活躍推進
当社グループでは、人事・労務総括部にダイバーシティ推進グループを設置し、女性の活躍推進活動に取り組んでいます。各事業所での説明会、上司向けセミナー、女性リーダー育成セミナー、女性活躍推進プロジェクトなどを継続して実施し、従業員の意識改革を図っています。
また、育児支援として総合研究所内(滋賀県大津市)に企業内保育園「おーきっずⓇ」を開設しています。育児休業からの早期復帰、計画的な復帰を可能にするだけでなく、安心して出産できる環境の整備にもつながっています。
総合研究所にある企業内保育園「おーきっず®」
社外評価
女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定(2段階目)」を取得
当社は、2021年12月14日、厚生労働大臣より、女性の活躍推進に積極的に取り組む企業として「えるぼし認定(2段階目)」を取得しました。
「えるぼし認定」は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づき、女性の活躍に関する取り組みの実施状況が優良な企業に与えられるものです。当社は、2015年に専任組織の「女性活躍推進グループ(2023年4月より、ダイバーシティ推進グループ)」を発足し、管理職や女性従業員を対象としたセミナーの開催、メンター制度の導入といった施策をはじめ、2018年には総合研究所(滋賀県大津市)において企業内保育園「おーきっず®」の運営を開始するなど、女性が活躍できる環境・組織風土づくりに積極的に取り組んできました。さらに、男性従業員の育児休業取得を奨励するべく、育児休業5日間を有給にするなど制度改正を行い、2020年度以降、取得率は80%を超え、以降高水準を維持しています。
「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「多様なキャリアコース」の項目が規定の水準に達していることなどが評価され、3段階中の2段階目である「2つ星」に認定されています。
「プラチナくるみん」認定を取得
「プラチナくるみん」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、従業員の子育てをサポートしている企業として「くるみん」認定を受けた中から、育児と仕事の両立を支援する制度の導入や利用が進むなど、より高い水準の取り組みを行っている企業に対して与えられる認定です。
当社は、さまざまな取り組みが評価され、2023年6月に「プラチナくるみん」に認定されました。
多様な人材の活躍
当社は、女性活躍推進活動以外にも、性別や国籍などの違いによることなく能力を重視する評価と処遇を実施するとともに、多様な人材がそれぞれ働きがいを感じながら活躍できる企業風土の醸成を目指しています。
障がい者雇用の推進
障がい者雇用率の向上については、全社レベルでの取り組みが必須であるため、年4回開催している「事業所総務部長会議」において、現状の共有と障がい者採用の積極的な取り組みを依頼しています。労働環境の整備として、敦賀事業所、犬山工場の事務所ではバリアフリー化し、その他の事業所についてもバリアフリーを意識した建物への改良を順次進めています。
また、今後の法定雇用率の上昇に対応すべく、積極的な採用を行っております。採用と並行して離職防止につながるよう、各職場から切り出された仕事を少しずつ対応し、徐々に環境に慣れた上で、適性にあった配置を行うような配慮も行っています。
障がい者雇用率の推移
シニア社員雇用の推進
60歳定年退職した従業員で、本人が希望し、通常勤務が可能と認められた者を再雇用するシニア社員制度を導入し、雇用を推進しています。再雇用されたシニア社員は、若手の育成や技術伝承の担い手として活躍しています。
休職者への支援制度
育児や介護休業、メンタルヘルスでの休職者がスムーズに復帰できるように下記の支援を行っています。
対象 | 内容 |
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育児・介護休業者 |
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メンタルヘルス休職者 |
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育児中の従業員の支援のため、下記の制度を導入しています。
制度 | 内容 |
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企業内保育園の設置 | 総合研究所(滋賀県大津市)に設置 |
ベビーシッター支援制度 | 出張や会社指定の研修時のベビーシッター費用を補助 |
LGBTQ+への取り組み
ジェンダーマイノリティを含め多様な人材が働きやすい環境づくりを推進するため下記取り組みを実施しました。
実施項目 | 内容 |
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相談窓口 |
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通称名使用の拡大 |
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実務者研修 |
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標準服のユニセックス化 |
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ジェンダーレストイレ |
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社内啓発活動 |
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