地域社会

マネジメントアプローチ

考え方・方針

東洋紡グループは、地域の皆さまのご理解があって初めて事業活動を行うことができると考えています。地域社会との信頼関係を築き、維持することを企業活動の基本と位置付け、地域の皆さまに必要な情報を公開するとともに、地域活動へ積極的に参加し、コミュニケーションを密にすることを重視しています。

社会の一員としてよりよい社会を築き支えるため、当社グループが地域コミュニティへの価値を提供しうると考える、科学技術振興、環境保全、地域社会とのコミュニケーションを推進しています。よき企業市民として果たすべき責任を果たし、未来へ投資することは企業理念『順理則裕』の実践の一つであると考えています。

また、各事業所では操業地域の活性化のため現地人材の雇用を推進しています。

関連する方針:

体制

上記の方針に基づき、各事業所で操業地域とのコミュニケーションを図っています。

次世代育成

次世代育成に関する考え方

東洋紡グループは、「東洋紡グループ企業行動憲章」において「私たちは、よき企業市民として積極的に社会に参画し、その発展に貢献します。」と宣言しています。将来にわたり私たちの社会が発展していくためには、未来を担う人材を育てることが重要です。そのため、当社グループは公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団を通じた研究助成などの科学技術振興、スポーツ振興に取り組んでいます。また、学生の皆さまに職場体験を通じて働くことのイメージを持っていただけるようインターンシップを開催しています。

取り組み

科学技術振興

東洋紡グループは、財団を通じて若き研究者を支援することで科学技術の発展に貢献しています。また、産学官の連携を通じて技術・産業・社会の発展に貢献しています。

若き研究者を支援し、バイオテクノロジー分野の発展に貢献する財団

2019年度長期研究助成受贈者の皆さまと財団関係者

2019年度長期研究助成受贈者の皆さまと財団関係者

将来にわたってわが国が経済社会的に発展していくためには、高度な科学技術を発展させていくことが重要です。当社は、まだ日本でバイオテクノロジーやライフサイエンスが新しい分野だった時代からいち早くこの分野に着目してきました。バイオテクノロジー分野の学際的な調査研究を促進し、その成果によって社会に貢献するため、当社が創立百周年を迎えた1982年5月に「財団法人 東洋紡百周年記念バイオテクノロジー研究財団(現公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団、以下本財団)」を設立し、以来、研究会やシンポジウムの開催、研究助成を行ってきました。設立当初より現在に至るまで、この分野の第一線で活躍されている先生方が本財団の趣旨に賛同してくださり、理事・評議員を務めていただいています。近年は、バイオテクノロジーやライフサイエンスの分野が財団設立時に比べて成長したこともあり、未来を担う若手研究者の支援に活動を集中しています。

本財団の研究助成の特長に、研究費の用途を定めないということがあります。これは、初めて海外へ飛び立つ若き研究者を総合的にサポートしたいという思いからです。助成を受けた方からの報告では、皆さんいきいきと研究生活を送っている様子がわかります。

2019年度は研究助成贈呈者5人を決定し、総額3,200万円の研究助成金を贈り、2020年2月19日、東洋紡本社にて贈呈式を行いました。長期研究助成に関しては、本年度を含めて累計で206人にのぼります。受贈者はバイオテクノロジーの研究分野や教育の第一線で活躍されており、次世代の育成に貢献したいと本財団の理事・評議員を務めてくださる方もいらっしゃいます。

「滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム」を通じた、研究開発型創業支援プログラム「滋賀テックプランター」・次世代育成事業「滋賀ジュニアリサーチグラント」などの支援

「滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアム(以下、同コンソーシアム)」は、滋賀県の強みを生かした産業が次々に生まれ、成長していく仕組みをつくり、県内の産業振興と地域の活性化を目指す産学官連携の組織です。滋賀県に総合研究所と大津医薬工場を置く当社は、同コンソーシアムの趣旨に賛同し、次世代技術やその研究者・技術者・起業家を育成する研究開発型創業支援プログラム「滋賀テックプランター」およびそのビジネスプランコンテストである「滋賀テックプラングランプリ」のパートナー企業を第1回より務めています。また、同コンソーシアムが次世代の産業創出のリーダーたる人材の育成を目指し、県内の中高生の研究活動を支援する「滋賀ジュニアリサーチグラント」においては第1回よりパートナー企業を務めることに加え、当社従業員が発表会の審査員を務めています。

2020年7月4日 滋賀テックプラングランプリ最終選考会

2020年7月4日 滋賀テックプラングランプリ最終選考会

東洋紡賞を受賞したウーマンサポートデザイン・プロジェクトチーム代表者とグランプリ審査員を務めた当社常務執行役員の大田

東洋紡賞を受賞したウーマンサポートデザイン・プロジェクトチーム代表者とグランプリ審査員を務めた当社常務執行役員の大田

  • ※ 写真撮影のためマスクを外しています

中高生に特別講義 日経サイエンス「社会発見!サイエンス講義」を実施

中高生に特別講義 日経サイエンス「社会発見!サイエンス講義」を実施

月刊科学雑誌「日経サイエンス」の「社会発見!サイエンス講義」という企画で、2020年12月16日、神奈川県の洗足学園中学高等学校で、「東洋紡の挑戦~循環型社会への貢献を目指して~」と題した特別講義を行いました。

約30人の中高生に対して、当社の事業概要、特にプラスチックにおける環境対応の取り組みを紹介、またリサイクル技術や植物由来プラスチック、生分解性プラスチックについて説明しました。

講義後、生徒からは多くの質問があり、中高生の環境・プラスチック問題への関心の高さが伺えました。「プラスチック問題について理解が深まった」「プラスチックの良さを生かしつつ、環境に優しいものを開発するという考え方が印象に残った」などの感想がありました。

「日経STOCKリーグ」参加の中学生よりオンライン企業訪問を受けました

2020年12月18日、「日経STOCKリーグ」に参加している豊島岡女子学園中学校の学生4人のオンライン企業訪問を受けました。

日経STOCKリーグは、日本経済新聞社主催、野村ホールディングス特別協力の中学生、高校生、大学生を対象にしたコンテスト形式の株式学習プログラムです。

テーマは「当社の環境に関する取り組み」で、 なぜメカニカルリサイクルすると色が付いてしまうの?、植物由来のペットボトルは分解したら土に戻るの?などの質問がありました。

質問に答えるだけでなく当社の印象を尋ねるなど、双方向のコミュニケーションをとることができました。

面談後、「環境に良いものを作ろうとしている姿勢が印象的でした」、「繊維がメインのイメージでしたが、身近なものを多く作っていることに驚きました」などの感想が寄せられました。

スポーツ振興

東洋紡グループは、世界で戦う若者を応援するため、以下の活動を行っています。

FC Basara Mainzのゴールドスポンサーに

FC Basara Mainz 集合写真

FC Basara Mainz 集合写真

当社は、2019年9月からドイツ6部のサッカーチームFC Basara Mainzのゴールドスポンサーとして協賛しています。FC Basara Mainzは、当社広告宣伝活動でもご協力いただいたプロサッカー選手・岡崎慎司氏(スペイン1部SDウエスカ所属)が創立者の一人で、「日本人がドイツでサッカーを通じて、人として成長ができる場所をつくりたい」という思いのもと、2014年に発足しました。同チームは、当社素材「オリエステルおりがみ®」を使っておりがみ教室を開催するなど、地元マインツと共生したスポーツ活動を行っています。

社会貢献活動

社会貢献活動に関する考え方・方針

東洋紡グループは、素材メーカーとして地域の皆さまに安心して過ごしていただくためのさまざまな情報の提供、地域の皆さまへの教育・啓発活動を行うとともに、よき企業市民として地域社会とともに発展していく、元気な街づくりを応援する活動に取り組みます。

  • 当社グループの考え方や事業について知っていただくため、ウェブなどを通じ、情報を発信します。
  • 地域の活動への積極的な参加や当社を知っていただく機会の提供を通じて地域の皆さまとコミュニケーションを図り、そこで得られたものを企業活動に生かします。

取り組み

毎年、当社全事業所では地域の活性化に貢献するため文化行事に積極的に参加したり、地域の皆さまや従業員のご家族に当社グループを知っていただくために見学会等を開催しています。2019年度は以下の活動を行いました。

「つるが環境フェア」に出展(敦賀事業所)

当社ブースの様子

当社ブースの様子

つるが環境みらいネットワークが主催する「つるが環境フェア」に2019年度も出展しました。「つるが環境フェア」は自然や環境に関連したさまざまなプログラムを通して、地域の皆さまに身近な自然や環境への配慮について考えていただくきっかけを提供することを目的としたイベントです。

当社ブースでは、植物由来のフィルム「バイオプラーナ®」や、病院や介護の分野でも広く採用されている耐久性・制菌性が高くリサイクル可能なクッション材である3次元スプリング構造体「ブレスエアー®」の展示、機能性と環境配慮の両立が可能な折れるポリエステルフィルム「オリエステルおりがみ®」を使用したおりがみ教室を行い、その特性を確認していただきました。環境フェア全体では3,030人、当社ブースには630人の方にお越しいただき、環境に配慮した製品について紹介しました。

地域/OB/従業員家族見学会の開催
(岩国事業所)

2019年8月2~3日の2日間にわたって、岩国事業所で「地域/OB/従業員家族見学会」を開催しました。当社、グループ会社、協力事業所の従業員やそのご家族、地域住民の皆さまをお招きし、約500人にお越しいただきました。

来場者の皆さまには「東洋紡 岩国事業所史料館」と、岩国ポリマー工場、岩国機能材工場、岩国機能膜工場、東洋クロス(株)岩国事業所の製品展示を見学していただきました。従業員は、自分たちの生産する製品について丁寧に説明し、来場された方々は興味深そうに話を聞いていました。

また、会場には当社の素材や技術を50以上搭載したコンセプトカー「マニプレーラー®」を設置しました。来場された方々は運転席に座ったり写真を撮るなどして楽しんでいました。

岩国事業所の歩みを学ぶ来場者(東洋紡 岩国事業所史料館)

岩国事業所の歩みを学ぶ来場者
(東洋紡 岩国事業所史料館)

当社の製品について説明

当社の製品について説明

コンセプトカーを通じて当社の技術に触れる様子

コンセプトカーを通じて当社の技術に触れる様子

事業所近隣小学校の社会見学受け入れ
(トーヨーニット(株))

トーヨーニット(株)近隣の複数の小学校から児童と引率教員合わせて286人の見学を受け入れました。本社工場の生産現場を工程順に説明し、裁断機械での作業からミシンでの手仕事まで、実際の製品に触れながら機能性の高い水着が出来上がるまでを学んでいただきました。また、オリンピックなどで着用する水着や全日本女子バレーボールチームのユニフォーム、体操用レオタードの展示なども喜んでいただけました。

今後も、地域と積極的にコミュニケーションしていきます。

レーザー裁断機での作業実演

レーザー裁断機での作業実演

水着の縫製を実演し説明

水着の縫製を実演し説明

福井テレビ「はじめてばこ」プロジェクトへ協賛
(敦賀事業所)

2021年1⽉からの1年間、福井テレビの企画「はじめてばこ」プロジェクトに敦賀事業所として協賛します。

「はじめてばこ」プロジェクトは、生まれてくるすべての子どもたちを祝福するプロジェクトです。「10年後、20年後も大切にしたくなる、特別な箱」を赤ちゃんの生まれたご家庭にプレゼントするもので、広島からスタートし全国に広がりを見せています。

「はじめてばこ」に同梱できる協賛企業商品として、当社ポリエステルフィルム「オリエステル®」使⽤の「においバイバイ袋®」を提供します。これは嫌なにおいを1秒でねじって防ぐ防臭袋で、赤ちゃんの使用済みおむつなどを入れるのに活躍することでしょう。

子どもの成長とともに、大切なはじめての記念品で「はじめてばこ」が一杯になりますように!

福井テレビ「はじめてばこ」プロジェクト

福井オリジナルデザインの「はじめてばこ」

福井オリジナルデザインの「はじめてばこ」

新型コロナウイルス感染症への対応

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に際し、東洋紡グループは保有する製品やサービスの提供を通じて社会に貢献しています。

地域コミュニティへの当社グループ製品等の提供

品目 数量 寄付先 日付
新型コロナウイルス検出キット「SARS-CoV-2 Detection Kit」※1 福井県 2020年7月7日
エアバッグ用基布を活用した防護服※2 200着 名古屋大学医学部付属病院などの医療機関 2020年5月
(豊田合成より寄付)
50着 犬山市 2020年6月23日
50着 敦賀市 2020年7月27日
高強力ポリエチレン繊維「ツヌーガ®※3を使用した接触冷感マスク 300枚
  • ※1 厚生労働省および国立感染症研究所が陽性一致率100%、陰性一致率100%と評価した研究用試薬
  • ※2 新型コロナウイルスにより深刻化する医療資材不足の解決に向け、豊田合成(株)などと共同開発。シリコーンコーティングを施したエアバッグ用基布は、空気を通さないため防護服として活用でき、 洗って繰り返し使うことも可能
  • ※3 耐切創性と優れた軽さを持つスーパー繊維。高い比熱や熱伝導率により、接触冷感が得られる