ニュースリリース

バイオマス原料を使った高融点ポリアミドの販売展開について

 当社は、フランス・アルケマ社とバイオマス原料を使った高融点ポリアミド樹脂(以下、「新規ポリアミド樹脂」)の製造・販売に関する業務提携に合意しました。これを機に両社で新規ポリアミド樹脂を製造し、全世界に販売していきます。
新規ポリアミド樹脂は、バイオマス原料を使っていること、高い融点と低い吸水性が特長であり、耐熱性、寸法安定性を求められる電気・電子分野、自動車関連分野などへの市場展開を予定しています。

1. 新規ポリアミド樹脂開発の背景

 従来、ポリアミド樹脂は、耐熱性、耐油性、強度(機械的特性)などの特長を評価され、さまざまな分野に使用されてきました。一方、近年の地球環境問 題を背景に、非石油由来のバイオマス原料を使った樹脂が求められるようになってきています。すでにバイオマス原料を使ったポリアミド樹脂は市販されていま すが、最近は、より融点の高いポリアミド樹脂が求められています。

2. 新規ポリアミド樹脂の特長

(1)バイオマス原料を使用
新規ポリアミド樹脂は、非可食のトウゴマ(トウダイグサ科の植物)というバイオマス原料を使っています。

(2)高い融点
新規ポリアミド樹脂は、融点250~315℃の耐熱性を有します。融点315℃は、バイオマス原料を使用した樹脂の中で 最高レベルの融点であり、従来の石油由来の高融点ポリアミド樹脂と比較しても、最高レベルの融点です。LEDに代表される電気・電子部品や自動車関連部材 の耐熱素材として幅広い分野での採用が期待できます。

(3)低い吸水性
新規ポリアミド樹脂は、従来のポリアミド樹脂に対して、吸水率を1/3程度にできるため、従来、吸水による寸法変化によりポリアミド樹脂の使用が難しかった用途にも使用可能です。

3.今後の展開について

 当社は、新規ポリアミド樹脂を「バイロアミド®」の商標で販売します。
当社は、これまでに高耐熱、高強度など、さまざまな特長を持つポリアミド樹脂の製造・販売を手掛けてきました。一方、アルケマ社は、世界で事業を展 開する化学メーカーです。当社のポリアミド樹脂の製造ノウハウとアルケマ社のモノマー技術とを融合し、両社で新規ポリアミド樹脂の事業化を図ります。
 当社は、新規ポリアミド樹脂を戦略事業として位置付け、積極的に拡大し、当面、売上高50億円を目指します。

アルケマ社について:

社名 ARKEMA
所在地 420 rue Estienne d’Orves 92705 Colombes Cedex, France
売上高(2009年) 44億ユーロ
従業員数 約13,800人
設立  2004年
事業内容 ビニル製品、工業用化学品、機能製品の製造及び販売

 

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

注意事項

本ホームページに記載されている業績見通しならびに事業計画は、各資料発表時点において弊社の経営方針にのっとり入手可能な情報および弊社が合理的であると判断した一定の前提に基づいて作成したものです。したがって、顧客の設備投資の動向、為替相場の動向など、様々な要因の変化により、実際の業績は記述されている見通しとは、異なる結果となり得ることをご承知おきください。