100億円を投資し、液晶ディスプレー用フィルムを増産 ~ 犬山工場に製造設備を新設 ~

2018年2月27日 企業情報

このニュースをPDFで表示 ( 139KB )

 当社は、液晶ディスプレー(以下、LCD)市場の順調な成長と、偏光板メーカーからの強い供給要望により、超複屈折フィルム「コスモシャイン® SRF」(以下、SRF)の製造設備を新設します。犬山工場に100億円を投資し、2020年5月から量産を開始します。

新フィルム工場イメージ図

新フィルム工場イメージ図

1.設備新設の経緯

 LCD市場は、順調に拡大しており、年率3%の成長が見込まれています。また、SRFの事業環境においてもLCDパネルの大型化やオープンセル販売*1、ベゼルレス化*2 により、耐水性、耐久性に優れるポリエステル(以下、PET)の需要が拡大しています。
 これらの需要拡大に対応するため、犬山工場(愛知県犬山市)にSRF専用の製造設備を新設します。これにより、SRFの製造体制は、犬山工場2ライン、敦賀事業所1ラインの合計3ラインになります。

*1 オープンセル販売:多くの部材で構成されているLCDの中で、液晶セル部だけの半製品を販売
*2 ベゼルレス化:テレビなど画面の外枠が小さくなったり、なくなったりすること

2.超複屈折フィルム「コスモシャイン® SRF」の特長

(1) PETの特長である耐水性、耐久性はそのまま保持します
(2) 延伸フィルムでありながら、複屈折による虹ムラを解消します
(3) さまざまな素材との優れた密着性を有します

3.今後の展開

 偏光子保護フィルムの市場規模は500億円で推移すると言われています。量産開始後の2021年には、SRFの売り上げが現在の約2倍となる200億円を目指します。

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

注意事項

本ホームページに記載されている業績見通しならびに事業計画は、各資料発表時点において弊社の経営方針にのっとり入手可能な情報および弊社が合理的であると判断した一定の前提に基づいて作成したものです。したがって、顧客の設備投資の動向、為替相場の動向など、様々な要因の変化により、実際の業績は記述されている見通しとは、異なる結果となり得ることをご承知おきください。