高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス®」の生産・販売会社「ゼノマックスジャパン株式会社」設立のお知らせ
当社は、本日、長瀬産業株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:朝倉研二、以下「長瀬産業」)との合弁により、高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス®」の生産・販売会社「ゼノマックスジャパン株式会社(以下、「ゼノマックスジャパン(株)」)」を設立しましたのでお知らせいたします。
1.ゼノマックスジャパン(株)について
所在地 | : | 福井県敦賀市東洋町10-24 (東洋紡株式会社 敦賀事業所内) |
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代表者 | : | 中村 英弘 |
資本金 | : | 34億円(資本準備金を含む) |
出資比率 | : | 東洋紡:66.6%、長瀬産業:33.4% |
従業員数 | : | 約40名 |
設立 | : | 2018年4月2日 |
事業内容 | : | 高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス®」の生産、販売 |
【新設する生産設備の概要】
所在地 | : | ゼノマックスジャパン(株)と同じ |
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延床面積 | : | 約4,300平方メートル |
構造/階数 | : | 鉄骨 / 2階建(一部5階建) |
操業開始 | : | 2018年10月(予定) |
投資額 | : | 約30億円 |
高耐熱性ポリイミドフィルム 「ゼノマックス®」
「ゼノマックス®」 」生産工場 完成予想図
2.高耐熱性ポリイミドフィルム「ゼノマックス®」について
「ゼノマックス®」は、室温から500℃まで熱膨張係数※1が約3ppm/℃と一定で、ポリマーフィルムとして世界最高レベルの寸法安定性※2を持つ高耐熱性ポリイミドフィルムです。当社が持つ高耐熱ポリマーの合成技術やフィルム製膜技術などを駆使することにより、従来のポリイミドフィルムでは不可能だった、ガラス基板と同等の高い寸法安定性を実現しました。400~500℃の高温下で加工が必要な薄膜トランジスタ(TFT)の回路基板向けに使用することができます。これまで、コーポレート研究所(滋賀県大津市)内のパイロット生産設備で製造し、電子ペーパーディスプレー向けTFT基板材として採用されてきました。
3.今後の展開
ゼノマックスジャパン(株)の設立に伴って生産設備を新設し、2018年10月より操業を開始します。
電子ペーパーディスプレー向けTFT基板材の需要増に対応するとともに、「薄い」「軽い」「割れない」「曲がる」といったフィルムの特性を生かし、フレキシブルな有機ELディスプレーや各種センサー、さらにはマイクロLEDといった次世代ディスプレー用途での展開を図ります。
今回、従来の38ミクロンタイプに加え、5ミクロンタイプの薄膜グレードを新たにラインアップしました。薄膜化が有利とされる有機ELディスプレーや薄膜センサー用途の事業拡大に注力し、早期に100億円規模の事業の構築を目指します。
※1 熱膨張係数 | : | 温度の上昇に伴って物体の寸法(サイズ)が大きくなる(熱膨張の)割合を示す。単位温度当たりの変化率で示される。 |
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※2 寸法安定性 | : | 温度の変化に対して物質(材料)の寸法(サイズ)の変化が起こりにくい性質。 |
以上
本件に関するお問い合わせ先
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東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部
TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443
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