ニュースリリース

抗ウイルス加工生地「ナノバリアー®」の新製品を開発 工業洗濯耐性を付与し、用途展開を拡大

 東洋紡STC株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:田保 高幸)は、抗ウイルス加工生地「ナノバリアー®」について、工業洗濯耐性を付与した新製品を開発しました。

 

「ナノバリアー®」

「ナノバリアー®

「ナノバリアー®」製品ロゴ

「ナノバリアー®」製品ロゴ

 

 「ナノバリアー®」は、業界に先駆けて2015年に開発した生地です。当社独自の加工剤を繊維に浸透させることで、繊維上の特定のウイルスの数を減少させる効果を持ちます。一般社団法人 繊維評価技術協議会(本部:東京都中央区)によりSEK抗ウイルス加工マークとSEK制菌加工マーク(一般用途・特定用途)の認証を取得するなど、抗ウイルス性と抗菌性を両立したことが評価され、ビジネスシャツ用途などで採用されてきました。

 お客さまからの強い要望を受けてこのほど開発したのは、家庭洗濯よりも条件の厳しい、工業洗濯に対応する耐久性を付与した「ナノバリアー®」です。加工剤を繊維により強く固定する新しい技術により、高い洗濯耐久性を実現。工業洗濯を50回繰り返しても、繊維に付着したエンベロープ型ウイルス(ウイルス株:ATCC VR-1679)を99.9%以上減少させる効果が持続することを確認しています。

 今後、本技術を生かして、白衣など医療施設用ユニフォームやワーキングウエア、スクールシャツなどの衣料用途、また寝具の側地やカバー、マスクなどの生活資材用途にも「ナノバリアー®」を展開し、2022年度に30万m、2025年に100万mの売り上げを目指します。

※注意
・抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものはありません。
・抗ウイルス性試験は、ウイルス株:ATCC VR-1679(エンベロープ有)、ATCC VR-782(エンベロープ無)を25℃で2時間放置して実施しています。
・抗ウイルス加工は、ウイルスの働きを抑制するものではありません。

 

1. 抗ウイルス性試験の概要

・試験方法: 
JIS L 1922「繊維製品の抗ウイルス性試験方法」
・感染価測定法: 
プラーク測定法
・試験機関: 
一般財団法人 ボーケン品質評価機構
・試験素材: 
ニット生地(ポリエステル100%)、織物生地(ポリエステル100%)
・試験対象: 
ウイルス株ATCC VR-1679(エンベロープ有)、ATCC VR-782(エンベロープ無)

 

2. 抗ウイルス活性値の洗濯耐久性評価結果

 ニット生地、織物生地ともに、家庭洗濯だけでなく工業洗濯を一定回数繰り返した後も、抗ウイルス活性値3.0以上(ウイルス減少率99.9%以上)という高い抗ウイルス性能を確認しました。

・ウイルス株ATCC VR-1679: 
家庭洗濯10回後 抗ウイルス活性値≧3.0
工業洗濯50回後 抗ウイルス活性値≧3.0
・ウイルス株ATCC VR-782: 
家庭洗濯10回後 抗ウイルス活性値≧3.0
工業洗濯15回後 抗ウイルス活性値≧3.0

 

※一般社団法人 繊維評価技術協議会 JEC326「SEKマーク繊維製品の洗濯方法」に基づき、家庭洗濯は「標準洗濯法」、工業洗濯は「高温加速洗濯法」に従って実施

 

 

以上

本件に関するお問い合わせ先

<製品に関するお問い合わせ先>
東洋紡STC株式会社
ユニフォーム事業部

TEL06-6348-3590

<加工技術に関するお問い合わせ先>
東洋紡STC株式会社
技術開発部 開発グループ

TEL06-6348-4356

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
サステナビリティ推進部 広報グループ

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

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