ニュースリリース

東洋紡バイオテクノロジー研究財団 2020年度研究助成贈呈式を実施

 公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団(所在地:大阪市北区、理事長:津村準二、以下「当財団」)は、2月25日(木)、東洋紡本社(大阪市北区)にて、2020年度の研究助成贈呈式を実施しました。本年度は、バイオテクノロジー分野の若手研究者5人に対し、総額2,750万円の研究助成金を贈呈します。

 

オンラインで開催された贈呈式

オンラインで開催された贈呈式

 

 当財団は、東洋紡株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:楢原誠慈、以下「当社」)の創立百周年を記念し、1982年に設立。バイオテクノロジーの分野において研究助成を行い、その成果を通じて社会に貢献することを趣旨としています。海外留学を助成する「長期研究助成」の受贈者は、本年度を含めて累計211人となり、その多くがバイオテクノロジーの研究や教育の第一線で活躍しています。

 新型コロナウイルス感染防止のため、初めてオンラインで開催された2月25日の贈呈式には、当財団より理事長の津村準二(当社名誉顧問)、選考委員長を務める近藤滋理事(大阪大学大学院生命機能研究科教授)らが出席。受贈者5名に対して、留学先での研究に向けた応援の言葉が贈られました。

理事長あいさつ

 当社のバイオ事業は、レーヨンの原料であるパルプの廃液処理に関する研究から始まりました。その後、診断薬用酵素や遺伝子解析技術へと発展し、今では主要事業の一つとなっています。受贈者の皆さまには、当財団の助成金を少しでも活用し、充実した留学生活を送ることで、バイオテクノロジーの発展に貢献する研究者となることを切に願っています。

長期研究助成受贈者一覧

氏名 所属 留学先 研究テーマ
石田 啓
イシダ サトシ
東京大学大学院
理学系研究科
The University of Texas
at Austin
新規翻訳伸長因子の創出による
高効率特殊アミノ酸翻訳合成法の確立
大石 浩輝
オオイシ ヒロキ
大阪大学大学院
生命機能研究科
University of California,
Berkeley
解剖学的手法による乳幼児期の視覚経験が
顔認知機能の発達に及ぼす影響の解明
岸本 沙耶
キシモト サヤ
理化学研究所
生命機能科学研究センター
New York University 細胞内酸化還元状態に応答した
寿命制御メカニズムの解明
藤野 赳至
フジノ タケシ
東京大学
医科学研究所
Memorial Sloan Kettering
Cancer Center
RNA結合蛋白質RBM39を標的とした
急性骨髄性白血病の新規治療法の開発
米澤 大志
ヨネザワ タイシ
東京大学大学院
新領域創成科学研究科
Baylor college of Medicine 造血器腫瘍原因遺伝子NPM1cの腫瘍制御機構の解明
およびNPM1cを直接標的とした新規治療薬の開発

受贈者コメント

(石田 啓さん)
 翻訳反応に用いる翻訳伸長因子を標的として、非天然のアミノ酸を効率よくタンパク質へ導入すべく研究をしています。長期的な目標として、創薬開発にも応用できるような基盤技術を確立したいです。

(大石 浩輝さん)
 視覚情報の処理能力の個人差が、脳のどのような構造に依拠しているのか研究をしています。留学先では、サルを対象にして、顔情報の処理と脳構造の対応について詳しく調べたいと考えています。

(岸本 沙耶さん)
 寿命や老化、ストレス耐性に関する研究を続けています。これまで個体レベルでの生命現象をメインに扱ってきたので、留学先では細胞内での活性酸素の働きなど、分子レベルでの研究にも注力します。

(藤野 赳至さん)
 白血病や骨髄異形成症候群の治療法について研究しています。1884年に開設した歴史あるがんセンターにおいて、RNA結合タンパク質を標的とした白血病に対する新しい治療法の開発を目指します。

(米澤 大志さん)
 タンパク質の分解機構を応用した造血器腫瘍の創薬などを手掛けています。留学を通じて、NPM1cという原因遺伝子を直接標的とした治療薬の開発に取り組み、がんの予防に貢献したいです。

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団 事務局

TEL06-6348-4111
FAX06-6348-3696

MAILbio_fund@toyobo.jp

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