• トップ
  • ニュースリリース
  • ~包装材におけるプラスチック使用量の削減に貢献~超高剛性OPPフィルム「パイレンEXTOP」シリーズを開発、製品化

~包装材におけるプラスチック使用量の削減に貢献~超高剛性OPPフィルム「パイレンEXTOP」シリーズを開発、製品化

2022年7月28日 製品・展示会

このニュースをPDFで表示 ( 463KB )

 当社は、一般的な二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下「OPPフィルム」)の約1.7倍の腰の強さ※1を持つ、超高剛性OPPフィルムの製品シリーズ「パイレンEXTOP TM」を新たに開発しました。防曇タイプ、高耐熱タイプなどを取りそろえ、食品包装用途を中心に2022年秋より販売を開始いたします。

※1: 剛性(腰の強さ)とは、材料に力が加わった際の変形しにくさを示す性質のこと

 

 近年、消費者の環境に対する意識が世界的に高まる中、包装材におけるプラスチック使用量の削減や、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)化の推進に寄与するフィルム製品の需要が増しています。

 「パイレンEXTOP TM」シリーズは、当社が長年培った製膜技術を駆使することで超高剛性を実現しました。一般的なOPPフィルムと同等の腰感を維持しながら、フィルムの厚みを20%薄くすることができるため、プラスチックの使用量や、燃焼時の二酸化炭素排出量を削減することが可能です。また、一部の銘柄では、一般的なOPPフィルムよりも耐熱性を大きく向上させました。従来は他素材のフィルムが使われていた、加熱処理が必要な用途にも使用できるため、PP素材だけで構成されるモノマテリアルの包装材の設計が可能になります。

 当社は、本年5月26日に公表した長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030※2」において、フィルムのグリーン化※3比率を2030年度に60%、2050年度には100%とすることを目標の一つとして掲げています。今後、「パイレンEXTOP TM」シリーズの普及を通じて包装材の減容化・モノマテリアル化を促進し、循環型経済の実現に貢献できるよう努めていきます。

※2: 東洋紡「サステナブル・ビジョン2030」 https://www.toyobo.co.jp/sustainability/
※3: バイオマス・リサイクル原料の使用や、減容化を実現すること

 

「減プラマーク」の運用開始について

1

 7月28日より、「パイレンEXTOP TM」シリーズをはじめとする当社の環境対応フィルムを使用し、プラスチック使用量を従来比で一定以上削減していると認定されたお客さまの包装材について、環境に配慮した包装材であることを消費者に発信できるよう、当社オリジナルの「減プラマーク」を表示いただける制度を開始します。

 

■ 「減プラマーク」紹介ウェブページ:
https://www.toyobo.co.jp/seihin/film/package/genpla.html

 

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

※掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

注意事項

本ホームページに記載されている業績見通しならびに事業計画は、各資料発表時点において弊社の経営方針にのっとり入手可能な情報および弊社が合理的であると判断した一定の前提に基づいて作成したものです。したがって、顧客の設備投資の動向、為替相場の動向など、様々な要因の変化により、実際の業績は記述されている見通しとは、異なる結果となり得ることをご承知おきください。