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セラミックコンデンサ用離型フィルムの生産体制を強化 敦賀事業所にコーティング加工設備新ライン(2号機)を増設、量産を開始

2022年10月20日 製品・展示会

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 当社は、敦賀事業所(福井県敦賀市)に、積層セラミックコンデンサ(以下、セラコン)用離型フィルムのコーティング加工設備の新ライン(2号機)を増設し、2022年10月より量産を開始しました。

 

つるがフイルム工場コーター棟

つるがフイルム工場コーター棟

 

 

 セラコンは、電流を調整したり、電気を一時的に蓄積する汎用的な電子部品として、さまざまな電子回路に搭載されています。データ通信の高速化やデジタルトランスフォーメーション(DX)、自動車の電装・電動化や自動運転化の進展を背景に搭載点数が増加するなど需要の拡大が続いており、今後も年率7%以上での市場の成長が見込まれています。

 セラコンの製造工程に不可欠な離型フィルムを生産する当社では、2020年6月より、敦賀事業所「つるがフイルム工場コーター棟」にて、離型層のコーティング加工設備1号機の本格稼働を開始しました。今後さらなるセラコン需要の拡大が見込まれるなか、お客さまへの供給体制をより強化するため、このたび新たに加工設備2号機を増設し、今月より量産を開始。1号機と合わせて、生産能力を従来の約2倍に高めました。

 また、新ラインの稼働を機に、使用済みの離型フィルムを原料として再利用する取り組みを加速します。当社の長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」※1において掲げる、フィルムのグリーン化※2比率を2030年度に60%、2050年度には100%とする目標の達成に向け、リサイクル技術の開発・実用化を進め、持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めていきます。

 当社は今後も、セラコン用離型フィルムにおいて、原反の製膜から離型層のコーティング加工まで一貫して行うことのできる国内唯一のメーカーとして、汎用品からハイエンド品まで、お客さまの幅広いニーズに応えていきます。

※1: 東洋紡 「サステナブル・ビジョン2030」https://www.toyobo.co.jp/sustainability/
※2: バイオマス・リサイクル原料の使用や、減容化を実現すること

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

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