東洋紡バイオテクノロジー研究財団 2023年度研究助成贈呈式を開催

2024年2月16日 その他

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 公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団(所在地:大阪市北区、理事長:坂元龍三、以下「当財団」)は、このほど2023年度研究助成の受贈者を決定し、2024年2月2日に贈呈式を実施しました。本年度は、バイオテクノロジー分野の若手研究者3人に対し、総額1,650万円の研究助成金を贈呈します。

 

バイオ財団 

坂元理事長(右から2人目)、当財団関係者と受贈者の皆さんによる記念撮影

 

 当財団は、東洋紡株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:竹内郁夫、以下「東洋紡」)の創立100周年を記念し、1982年に設立されました。バイオテクノロジー分野における学術的な調査や研究開発を助成、促進し、その成果を通じてより高度な文明社会の創造に寄与することを目指しています。これまでに、海外留学を助成する「長期研究助成」制度により支援を受けた若手研究者は累計223 名に上り、多くの受贈者の方がバイオテクノロジー分野の研究者や教育者として活躍されています。

 東洋紡本社で開催された贈呈式には、当財団より理事長の坂元龍三、選考委員長を務める理事の近藤滋(大阪大学大学院 生命機能研究科 教授)らが出席。受贈者の留学先での活躍を祈念し、激励の言葉が贈られました。

坂元理事長のあいさつ

 「長期研究助成」受贈者の皆さま、誠におめでとうございます。海外での学びや経験を通じて一層研鑽され、バイオテクノロジー分野における社会課題の解決に貢献できるよう大きく成長されることを期待しています。

長期研究助成受贈者一覧

氏名 所属 留学先 研究テーマ
大田 海斗
オオタ カイト
京都薬科大学大学院
薬学研究科
ヴュルツブルク大学病院 パーキンソン病診断の新たな展望:α-シヌクレインPET/SPECTプローブの開発と臨床応用
栗林 宗平
クリバヤシ ソウヘイ
大阪大学大学院
医学系研究科
クリーブランドクリニック 細菌叢に着目した男性不妊発症メカニズムの探索と新規治療法の開発
初田 茜
ハツダ アカネ
京都大学
高等研究院
イリノイ大学 脳内のミトコンドリアDNA多型から紐解く行動多様性の原理

受贈者の抱負

(大田 海斗さん)
 留学先(ヴュルツブルク大学病院)では、神経変性疾患の一つであるパーキンソン病の新たな画像診断法として放射性同位元素により標識したプローブの開発に取り組みます。将来的には、他の神経変性疾患の診断法の開発に貢献することを目指しています。

(栗林 宗平さん)
 男性不妊の画像診断法の開発やメカニズムの解明について研究しています。留学先(クリーブランドクリニック)では、精巣にある細菌叢をターゲットとした、男性不妊の新規メカニズムの解明を目指す研究に取り組みます。将来的には、未だ解明されていない男性不妊のメカニズムを明らかにし、新規の治療法の開発に貢献することを目指します。

(初田 茜さん)
 留学先(イリノイ大学)では、社会性を持つ昆虫であるミツバチをモデルとし、バーコードを用いた行動追跡技術や脳内トランスクリプトーム解析によって社会性行動に個性が生まれる仕組みについて研究します。将来的には、精神疾患の治療法開発などの基礎医学に貢献することを目指します。

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>

東洋紡株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 06-6348-4210
MAIL pr_g@toyobo.jp

 

<バイオテクノロジー研究財団に関するお問い合わせ先>
公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団 事務局
お問い合わせフォーム
https://krs.bz/toyobo/m/biofund 
 

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