庄川工場(富山県射水市)に「紡績棟」を新設、開所式を実施
繊維事業の「マザー工場」として高付加価値製品の生産・開発、人材育成機能を強化
当社はこのほど、繊維事業の生産拠点である庄川工場(富山県射水市)に「紡績棟」を新設、5月15日に開所式を実施しました。高付加価値製品の生産・開発や人材育成機能を担う「マザー工場」としての機能を強化します。
庄川工場に新設した「紡績棟」
開所式の様子
当社は、2021年11月1日付発表資料の通り※1、繊維事業の国内生産拠点である富山事業所(当時)傘下の井波工場(富山県南砺市)および入善工場(富山県下新川郡)の生産を2024年3月までに休止し、庄川工場に生産機能などを集約することを決定。庄川工場を中心とする新たな生産・開発体制の整備を進めてきました。このほど、休止する両工場から紡績工程の一部を移設するにあたり、庄川工場に紡績棟を新たに設置。これまでに庄川工場が有していた織布・加工工程と合わせ、糸から布地までの一貫生産体制の実現に至りました。
最新の生産設備を導入した紡績棟には、素材ごとに複数の生産ラインを設けるなど、多品種・小ロット・短納期生産といった市場のニーズにきめ細やかに対応可能な最先端の紡績工場を目指しています。さらに、安全・防災面に配慮した建屋構造を採用するなど、災害対策も強化しています。
庄川工場では、今後も、複合紡績糸や高機能繊維をはじめとする、長年培った高度な紡績技術を活かすことで高付加価値製品の生産・開発力の強化に努めるとともに、国内で開発した技術・製品を海外生産拠点に展開できる人材育成を推進します。また、衣料繊維で培った技術を応用し、産業用繊維の生産・開発の拡大も図ります。繊維事業における自社の強みを最大限に活用し、グローバルで最適な生産・開発体制を構築することで、筋肉質な経営体制の実現を目指します。
5月15日の開所式には、富山県、射水市、協力会社の来賓、当社関係者合わせて約40名が参加。当社代表取締役社長の竹内郁夫は、「一貫生産工場の強みを最大限に活かし、当社の高付加価値なものづくりの機能を強化してほしい」と期待を述べました。
紡績棟の概要
・所在地: | 富山県射水市犬内50(東洋紡株式会社庄川工場内) |
・延床面積: | 12,800平方メートル |
・構造/階数: | 鉄骨/平屋建て |
・運用開始: | 2024年5月 |
・投資額: | 非公表 |
※1: | 2021年11月1日付 当社プレスリリース:https://www.toyobo.co.jp/system/files/News_Release/202111/press_20211101_1.pdf |
以上
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東洋紡株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 06-6348-4210
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