社有林「東洋紡 綾の森」がOECM※1として国際データベースに登録
当社グループが宮崎県東諸県郡綾町(町長:松本俊二、以下「綾町」)に保有する社有林「東洋紡 綾の森」が、このほど行政等による保護地域以外で民間の取り組み等により生物多様性保全が図られている区域(OECM)として国際データベース(WD-OECM)※2に登録されましたので、お知らせいたします。
東洋紡 綾の森
OECM認定ロゴマーク
「東洋紡 綾の森」は、当社が1971年より、化学繊維原料の自給を目的として保有を開始した約140ヘクタールの森林です。2022年より実施している生態系調査の結果、環境省や宮崎県のレッドリスト※3に掲載される希少な動植物やカシ類の巨木群などが生育・生息することを確認。当社グループは、2023年6月に地元自治体の綾町と包括連携協定を締結※4し、「東洋紡 綾の森」の生物多様性保全に向けた取り組みを共同で推進しています。同年10月、こうした取り組みが評価され、環境省により「自然共生サイト」に認定されたことを受けて、このほどOECMとして、国連環境計画世界自然保護モニタリングセンター(UNEP-WCMC)などが運営する国際データベース(WD-OECM)に登録されました。これにより、2030年までに地球の陸と海の各30%以上を保全しようとする国際目標「30by30目標」※5の達成に寄与します。
企業理念『順理則裕』のもと、「人と地球に求められるソリューションを創造し続けるグループ」を“めざす姿”として掲げる当社は、今後も「東洋紡 綾の森」の持続可能な森林管理の推進を通じて、生物多様性の損失を食い止め、回復させる「ネイチャーポジティブ」に向けた活動に積極的に取り組むことで、長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」※6において掲げる、“貢献により解決する社会課題”の一つ「良質な水域・大気・土壌&生物多様性」の実現に向けて一層努めてまいります。
※1: | Other Effective area-based Conservation Measures |
※2: | 国連環境計画(UNEP)と国際自然保護連合(IUCN)の共同プロジェクトであり、国連環境計画世界自然保護モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が政府、非政府組織、学界、産業界の協力を得て管理している https://www.protectedplanet.net/country/JPN |
※3: | 絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト |
※4: | 2023年10月26日付 当社ニュースリリース 社有林「東洋紡 綾の森」が環境省「自然共生サイト」に認定~生物多様性の保全が図られている区域として評価、OECMとして国際データベースに登録予定~ |
※5: | 2022年に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、生物多様性に係る世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年までのグローバルターゲットの一つとして、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標 |
※6: | 東洋紡 「サステナブル・ビジョン2030」 |
以上
本件に関するお問い合わせ先
東洋紡株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 06-6348-4210
MAIL pr_g@toyobo.jp
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