「第66回リバネス研究費 東洋紡高分子科学賞」の授与式を開催
東洋紡株式会社(以下、「当社」)は、このほど「第66回リバネス研究費 東洋紡高分子科学賞」の受賞者を決定し、2025年3月11日に当社の総合研究所(滋賀県大津市)にて授与式を実施しました。
受賞者との記念撮影
増田さん、伊藤さん(前列左より2人目、3人目)
研究内容発表の様子
「リバネス研究費 東洋紡高分子科学賞」は、株式会社リバネス(所在地:東京都新宿区、CEO:丸 幸弘)が運営する研究助成制度の仕組みを利用し、当社グループが注力する研究分野において若手研究者を支援するための公募型研究奨励金制度として2021年に立ち上げました。昨今、競争的研究資金の助成対象に「応用研究」が求められる傾向にあるのに対して、当社は「地味に見えても、ときに世界を変えてしまうような素材の進化に欠かせない、本質的な機能を追及するための基礎研究に光を当てたい」との思いから、4年連続で募集テーマに「高分子材料の基礎的、汎用的な研究」を掲げています。今年度は、高分子の本質的な理解に迫る基礎研究のテーマに加えて、産業利用の展開を見据えた新素材開発のテーマについても注目し、受賞者を決定しました。
3月11日に開催された授与式には、当社執行役員イノベーション部門統括の伊藤勝也、総合研究所長の森元修らが出席。受賞者の熱のこもった研究発表に対して、活発な質疑応答や意見交換が行われました。当社は今後も、若手研究者の積極的な支援や大学・研究機関との連携を通じてオープンイノベーションの推進を図るとともに、当社のコア技術の一つである高分子科学分野の発展に貢献できるよう努めていきます。
東洋紡 高分子科学賞(賞金50万円) 受賞者
所属 | 氏名 | 研究タイトル |
---|---|---|
東京大学 大学院 工学系研究科 | 増田 造 | 構造-物性相関を解釈可能な機械学習による高分子界面の動的な濡れ性の理解 |
名古屋大学 大学院 理学研究科 | 伊藤 正子 | 微生物の包括によるマイクロプラスチック分解可能な船底塗料の開発 |
以上
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東洋紡株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 06-6348-4210
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