東洋紡バイオテクノロジー研究財団 2025年度研究助成贈呈式を開催

2026年3月4日 企業情報

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 公益財団法人 東洋紡バイオテクノロジー研究財団(所在地:大阪市北区、理事長:坂元龍三、以下「当財団」)は、このほど2025年度研究助成の受贈者を決定し、2026年2月16日に贈呈式を開催しました。本年度は、バイオテクノロジー分野の若手研究者5名に対し、総額3500万円の研究助成金を贈呈します。

 

坂元理事長(右から2人目)と、当財団関係者、受贈者の皆さんによる記念撮影

 

  当財団は、東洋紡株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:竹内郁夫、以下「東洋紡」)の創立100周年を記念し、1982年に設立されました。バイオテクノロジー分野における学術的な調査や研究開発を助成、促進し、その成果を通じてより高度な文明社会の創造に寄与することを目的としています。若手研究者の海外留学を助成する「長期研究助成」の受贈者は累計233名(本年度含む)に上り、多くの方がバイオテクノロジー分野の研究者や教育者として国内外で活躍しています。

 東洋紡本社で開催された贈呈式には、当財団より理事長の坂元龍三、選考委員長の近藤滋(国立遺伝学研究所 所長)らが出席。受贈者5名の留学先での活躍を祈念し、激励の言葉が贈られました。

坂元理事長のあいさつ

 「長期研究助成」受贈者の皆さま、誠におめでとうございます。当財団の活動は、生命科学分野で夢を叶えたい方々を支援し、グローバルな研究の世界に送り出すことを最たる目的としています。皆さまが今後、自らの志を確実に実現されることを心より祈念いたします。

長期研究助成受贈者一覧

氏名

所属

留学先

研究テーマ

浅場 智貴
アサバ トモキ

東北大学大学院
医学系研究科

カリフォルニア大学
アーバイン校

前頭側頭型認知症における神経回路障害のメカニズム解明及び新規治療創出

落合 佳樹
オチアイ ヨシキ

沖縄科学技術大学院大学
タンパク質工学・進化ユニット

オックスフォード大学

反応性代謝産物によって制御されるオルガネラ間特異的反応性タンパク質の同定技術の開発

柴田 ゆき野
シバタ ユキノ

北海道大学大学院
理学研究院

マックス・プランク
生物知能研究所

ハイブリッド小鳥の歌から紐解く複雑な音声学習能力進化を支える神経・分子メカニズム

光山 裕美
ミツヤマ ユミ

大阪大学大学院
医学系研究科

アムステルダム大学
医療センター

感染症から敗血症への転換点における免疫破綻の病態解明

宮本 知英
ミヤモト カズヒデ

東北大学大学院
生命科学研究科

バルセロナ大学

カゲロウ幼虫のエラ形態をモデルとした跳躍進化仮説の検証

受贈者の抱負

(浅場 智貴さん)
 認知症、とりわけ前頭側頭型認知症における「行動計画」の破綻機構を解明するため、留学先(カリフォルニア大学)では前頭前野の神経回路活動を可視化し、病態特異的に障害される神経細胞を明らかにします。将来的には、ドパミン機能に着目した新たな認知症治療戦略の確立を目指します。

(落合 佳樹さん)
 留学先(オックスフォード大学)の研究室では、特定の細胞内区画において、反応性代謝物と共有結合するタンパク質を網羅的に同定する手法の開発に取り組みます。将来的には、本手法を活用することで、局所的なシグナル伝達の新たな機構を解明し、生命現象の深い理解に貢献することを目指します。

(柴田 ゆき野さん)
 歌鳥(鳴禽類)の音声学習の種間多様性や、個性が生じる仕組みを研究しています。留学先(マックス・プランク研究所)では、歌っている鳥で細胞内記録を行う技術を習得し、歌を制御する神経活動と遺伝子発現との関係を調べます。将来的には歌鳥以外も含め複雑な音声学習能力の進化を支える神経・分子基盤の解明を目指しています。

(光山 裕美さん)
 感染症において免疫応答がどのように破綻し、重症化(敗血症)へと進むのかを研究しています。留学先(アムステルダム大学メディカルセンター)では、感染初期からの緊急増血と免疫の変化を時間軸に沿って解析し、将来的に敗血症の予防や早期介入につながる知見を得たいと考えています。

(宮本 知英さん)
 現在、魚類の鰭骨格の形成メカニズムとその形態の進化について研究しています。留学先(バルセロナ大学)の研究室では、カゲロウの形態進化について研究を行う予定です。将来的には、さまざまな非モデル生物を用いてそれらの発生・進化がどのように起こるかについて解明したいと考えています。

以上

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東洋紡株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 06-6348-4210
MAIL pr_g@toyobo.jp

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