環境マネジメント

環境サプライチェーン

当社では、環境活動を維持・強化することを目的に、グリーン調達、グリーン購入に取り組んでいます。

グリーン調達、グリーン購入の推進

環境負荷の少ない原材料を優先的に調達し、環境保全に積極的なお取引先さまとともに、持続可能な社会の構築に貢献するため、グリーン調達を推進しています。お取引先さまには下記化学物質含有情報のご提供をお願いしています。

(1)当社の定める禁止物質が含まれていないこと

(2)当社の定める有害化学物質の含有量が把握されていること

2018年度には、経済産業省が主導する製品含有化学物質の情報伝達共通スキーム「chem SHERPA」をベースに「化学物質含有情報シート」を改定し、お取引先さまに調査を依頼したほか、2020年10月には「CSR調達ガイドライン」を改定しました。

今後、法規制などの改正に基づき2021年度にも、「化学物質含有情報シート」を改定し、お取引先さまに調査を依頼する予定です。また、一般購入物品については、「環境ラベル」を活用したグリーン購入を推進しています。

環境コンプライアンス

当社グループは、大気汚染防止、水質汚濁防止などについて、法規制基準を守るのはもちろんのこと、継続的な改善の実施により、排出量削減に取り組んでいます。今後もさらなる環境負荷低減を行っていきます。

なお、2017〜2019年度における環境関連の罰⾦、処罰はありませんでした。

安全環境アセスメント

当社グループの安全環境レベル向上のため、安全・防災推進委員会と地球環境推進委員会が当社規定による安全環境アセスメントを実施しています。各拠点では、チェックリストによる毎年の自己評価とともに、3年に1回現地監査を受審し、管理レベルの維持・向上を図っています。

2019年度は、当社3事業所とグループ会社10社に対して現地監査を行いました。その結果、いずれの事業所も安全環境管理の状況が良好であることを確認しました。

過去3年に監査を実施した事業所

年度 東洋紡(株) グループ会社 監査結果
2017 3事業所 11社 いずれも良好
2018 3事業所 9社 いずれも良好
2019 3事業所 10社 いずれも良好

2017〜2019年度の環境関連の事故はありません。

ISO14001取得状況

当社グループでは、環境管理の仕組みを整備・充実させ、継続的に改善を進めるため、国際規格ISO14001に適合した環境マネジメントシステムを構築し活動しています。2020年3月末で、17事業所(グループ全生産拠点の50%:生産拠点34事業所の内、17事業所)が環境マネジメントシステム規格の外部認証を取得しています。

ISO14001認証取得事業所

東洋紡(株)事業所 認証取得年月
総合研究所(滋賀県大津市) 1996年12月
敦賀事業所(福井県敦賀市) 1996年12月
犬山工場(愛知県犬山市) 1998年3月
宇都宮工場(栃木県宇都宮市) 1999年2月
高砂工場(兵庫県高砂市) 1999年3月
富山事業所庄川工場(富山県射水市) 2001年7月
岩国事業所(山口県岩国市) 2002年11月
グループ会社 認証取得年月
東洋クロス(株)樽井工場(大阪府泉南市) 1999年12月
キャストフィルムジャパン(株)敦賀工場(福井県敦賀市) 2000年12月
日本エクスラン工業(株)西大寺工場(岡山県岡山市) 2001年6月
PT. INDONESIA TOYOBO FILM SOLUTIONS(インドネシア) 2001年6月
御幸毛織(株)四日市工場(三重県四日市市) 2002年4月
コスモ電子(株)(三重県四日市市) 2004年1月
呉羽テック(株)(滋賀県栗東市) 2005年6月
東洋クロス(株)岩国工場(山口県岩国市) 2005年10月
東洋紡フォトケミカルズ(株)西大寺工場(岡山県岡山市) 2017年10月
TOYOBO SAHA SAFETY WEAVE CO., LTD.(タイ) 2019年5月
(株)東洋紡カンキョーテクノ(大阪府大阪市) 2019年6月

環境教育

当社グループは、従業員の環境意識を向上させるため、さまざまな教育、啓発活動を推進しています。

環境月間には、毎年外部講師を招いて環境セミナーを開催し、多数の従業員が参加しています。また、各事業所で、当社グループの環境活動を説明するパネルや環境対応製品の展示を行う環境展を開催し、従業員や地域の皆さまに対して当社グループの取り組みを紹介しています。

その他、新入社員向け独自カリキュラムなどによって、環境教育を推進しています。

環境セミナー

従業員を対象にした環境セミナーを、毎年6〜7月に1回実施しています。2019年度は347人、2020年度は291人が聴講しました。

2019年度 環境セミナー

2019年度 環境セミナー

2020年度 環境セミナー

2020年度 環境セミナー

環境展

2019年度まで毎年実施してきた環境展を、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を踏まえ、2020年度は実施を見送りました。

入社時環境教育

入社時教育は、グループ会社も含め全ての拠点において、新入社員だけでなく中途入社の従業員に対しても行っています。2019年度の受講者は737人となりました。地球環境保全体制や取り組みについての計画と実績についての説明のほか、環境保全がなぜ重要なのかを「東洋紡グループ企業行動憲章」と紐づけて理解してもらうとともに、東洋紡グループの従業員に期待されることなどが盛り込まれています。

環境対応製品

環境対応製品認定の仕組み

当社グループは「東洋紡グループ企業行動憲章」において、環境への取り組みについて、省エネルギー、使用資源の削減・再利用に努めるとともに、環境負荷低減に貢献する製品・技術の開発を進めていくことを明記しています。

この「環境負荷低減に貢献する製品・技術」を定義し評価する仕組みが「エコレビュー制度」です。このシステムでは、当社の製品や技術について、原材料から廃棄に至るまでのステージごとに、「温暖化防止」「化学物質削減」「省資源」「廃棄物削減」「その他の環境貢献」の観点で評価を行い、一定基準以上の評価を得たものを当社の「エコパートナーシステム®製品」として認定します。また、エコレビューは、研究開発から製品化に至るまでの各ステージで実施するため、研究開発段階で環境保全の観点から改善が必要と判断されたテーマは、次のエコレビュー実施段階までに改善されることになります。従って、製品や技術を開発しながら、環境に貢献できるよう改善されていく仕組みとなっています。

「エコパートナーシステム®製品」の売上比率が30.4%に

エコパートナーロゴ

当社は「エコパートナーシステム®製品」の売上比率を、2030年度までに全売上高の30%とする目標を立てています(2015年までは25%)。2019年度は30.4%(売上高:606億円)となり、目標を達成しました。今後、新たな目標を設定し、環境対応製品の創出に取り組んでいきます。

また、本認定制度は今後グループ会社に拡大していくことを計画しています。

「エコパートナーシステム®製品」評価基準ごとの売上高

エコパートナーシステム®の評価基準には「温暖化防止」「省資源」など5つのカテゴリがあります。

製品のライフサイクル(原材料〜廃棄まで)を6つのステージに分け、各ステージにおける環境影響を評価し、認定しています。

「エコパートナーシステム製品」評価基準ごとの売上高

  • ※ 図中の売上高は、複数の基準で設定するため重複を含む

主なエコパートナーシステム®製品

対応分野・市場 用途 使用材料
温暖化対策 リサイクルPETフィルム リシャイン®
網状クッション体 ブレスエアー®
環境汚染対策(生態系保全) 液状保水材 エスペック®
溶剤回収装置 Kフィルター®
火力発電所用排ガス集じんフィルター プロコン®
水現像可能凸版印刷材料 プリンタイト®
蒸着フィルム エコシアール®
水資源問題対策(水関連製品) 海水淡水化用ROモジュール ホロセップ®
浄水用UFモジュール デュラセップ®
資源循環システム(リサイクル・省資源) リサイクルPETの成形用改質材 バイロン®RFシリーズ
エアバッグ端材のリサイクルナイロン樹脂 エコクレリーフ®
リサイクルPET繊維製品群 エコールクラブ®
再生PET合成紙 クリスパー®
未利用綿使用の紡績糸 エコット®
ペットボトル再生不織布 e-ボランス®
その他(環境配慮型製品) 屋上緑化用資材 コスモジオ®
軽量・高強力繊維 イザナス®

エコパートナーシステム® 製品一覧

温暖化防止、化学物質削減、省資源、廃棄物削減、その他環境改善に貢献する製品を紹介します。