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タイにエアバッグ用ナイロン原糸の生産工場を竣工、開所式を開催~インドラマグループと共同で、エアバッグのグローバルな需要増に対応~

2022年10月12日 製品・展示会

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 当社が、タイの石油化学製品大手インドラマ・ベンチャーズ傘下のIndorama Polyester Industries PCL(以下「IPI」)と2020年11月に設立した合弁会社※1Toyobo Indorama Advanced Fibers Co., Ltd.(本社:タイ・バンコク、以下「TIAF」)は、このほど新たに自動車エアバッグ用ナイロン原糸の生産工場を竣工し、2022年10月11日に開所式を開催しました。

 

IPI敷地内に竣工したTIAFのエアバッグ用ナイロン原糸生産工場(タイ・ラヨーン県)

IPI敷地内に竣工したTIAFのエアバッグ用
ナイロン原糸生産工場(タイ・ラヨーン県)

開所式の様子

開所式の様子

 

 エアバッグ市場は、自動車一台当たりの搭載点数の増加や新興国での装着率の伸長などを背景に、年率3~4%での需要拡大が見込まれます。当社は2014年にインドラマ・ベンチャーズと共同で、エアバッグ原糸メーカーで世界2位(当時)のマーケットシェアを持つドイツのPHP Fibers GmbHを買収。その後、インドラマグループとの関係を強化しながら、エアバッグ事業の拡大に注力してきました。

 このほど、タイ・ラヨーン県にあるIPIの工場敷地内に新設した原糸工場では、インドラマグループと当社のリソースを効果的に活用することで生産体制の強化を図り、エアバッグのグローバルな需要増加に対応します。今月より試験生産を開始し、2023年半ばの商業生産開始を目指します。

 10月11日に開催された開所式には、インドラマ・ベンチャーズ グループCEOのAloke Lohia氏、TIAF代表取締役のAshok Arora氏をはじめ、約200人の関係者が出席。当社社長の竹内郁夫は「強い使命感と誇りをもって、自動車に乗車される世界中の人々の命を守るエアバッグに使われる部品の生産活動に取り組んでいく」と抱負を述べました。

※1: 当社 2020年10月26日付ニュースリリース 「インドラマ社と合弁会社を設立 タイにエアバッグ原糸生産工場を新設へ」

 

生産工場の概要

・所在地: 
No.6, I-2 Road, Map Ta Phut Industrial Estate,Tambol Map Ta Phut, Amphur Muang Rayong, Rayong 21150, Thailand(IPIラヨーン工場敷地内)
・敷地面積: 
12,875平方メートル
・延床面積: 
22,833平方メートル
・構造/階数:   
鉄骨/5階建(一部7階建)
・稼働開始: 
2022年10月(予定)
・生産品目: 
自動車エアバッグ用ナイロン原糸
・生産能力: 
年間1万1千トン(最大吐出量)
・投資額: 
25億9600万バーツ(約100億円)

 

TIAFの概要

・社名: 
Toyobo Indorama Advanced Fibers Co., Ltd.
・所在地: 
タイ王国バンコク市(IPI本社と同じ)
・代表者: 
Ashok Arora(IPI)、井上 壮一(東洋紡)
・出資比率: 
東洋紡 50%、IPI 50%
・設立時期:   
2020年11月

 

IPIの概要

・社名: 
Indorama Polyester Industries PCL
・所在地: 
タイ王国バンコク市(本社)、同ラヨーン県(工場)
・事業内容:   
ポリエステル製品の製造、販売

 

インドラマ・ベンチャーズの概要

・社名: 
Indorama Ventures Public Co., Ltd.
・所在地: 
タイ王国バンコク市(本社)
・代表者: 
Aloke Lohia, Group CEO
・事業内容:   
PTA、PET樹脂、ポリエステル繊維、エチレンオキシド、エチレングリコール等の製造・販売

 

 

以上

本件に関するお問い合わせ先

<リリースに関するお問い合わせ先>
東洋紡株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ

TEL06-6348-4210
FAX06-6348-3443

MAILpr_g@toyobo.jp

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その後、内容が変更になっている場合がありますので、あらかじめご了承ください。

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