犬山工場にOPPフィルムの生産設備を新設、量産開始~プラスチック使用量削減に貢献する超高剛性OPPフィルム「パイレン EXTOP®」などを生産~
当社は、犬山工場(愛知県犬山市)に、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下「OPPフィルム」)の新シリーズである超高剛性OPPフィルム「パイレン EXTOP®」※1をはじめ、食品包装・産業資材用途の各種OPPフィルムを生産する設備を新設し、2023年2月より一部銘柄の量産を開始しました。今後、各銘柄の生産を順次本格化します。
超高剛性OPPフィルム「パイレン EXTOP®」
世界的に環境意識が高まる中、包装材の環境負荷低減に貢献するフィルム製品の需要は一層増しています。当社がこのほど新設した生産設備には、長年のフィルム事業で培ったノウハウを反映した最新鋭の製膜機を導入しました。一般的なOPPフィルムの約1.7倍の腰の強さ※2を持ち、包装材におけるプラスチックの使用量や燃焼時の二酸化炭素排出量を削減できる「パイレン EXTOP®」などを高効率に生産することが可能。環境に配慮したフィルム製品の供給体制を強化します。また、炎や煙を感知するセンサー類や消火設備を増強するなど、安全・防災機能のさらなる充実も図りました。
当社は、昨年5月26日に公表した長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」※3において、フィルムのグリーン化※4比率を2030年度に60%、2050年度には100%とすることを目標の一つとして掲げています。今後も環境に配慮した高機能なフィルム製品のラインアップを拡充し、グローバルに展開することで、循環型経済の実現に貢献できるよう努めていきます。
※1: | 東洋紡 2022年7月28日付ニュースリリース 「~包装材におけるプラスチック使用量の削減に貢献~ 超高剛性OPPフィルム『パイレンEXTOPTM』シリーズを開発、製品化」 https://www.toyobo.co.jp/news/2022/release_1353.html |
※2: | 腰の強さ(剛性)は、材料に力が加わった際の変形しにくさを示す性質のこと。超高剛性を実現した「パイレン EXTOP®」は、一般的なOPPフィルムと同等の腰の強さを維持しながら、フィルムの厚みを20%薄くすることができる |
※3: | 東洋紡 「サステナブル・ビジョン2030」https://www.toyobo.co.jp/sustainability/group_sustainability/vision/ |
※4: | リサイクル原料・バイオマス原料の使用や、フィルムの減容化を実現すること |
新設した生産設備の概要
・延床面積: | 約10,000平方メートル |
・構造/階数: | 鉄骨/2階建(一部3階建) |
・量産開始: | 2023年2月 |
・生産能力: | 年間20,000トン |
以上
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