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    -マスバランス方式※1によるバイオマス原料を含んだ環境配慮型フィルム-

高剛性OPPフィルムがファミリーマート「直巻おむすび」に採用
-マスバランス方式※1によるバイオマス原料を含んだ環境配慮型フィルム-

2025年11月18日 製品・展示会

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 当社の環境配慮型・高剛性の二軸延伸ポリプロピレン(以下「OPP」)フィルムが、大手コンビニチェーン「ファミリーマート」の定番商品「直巻おむすび」シリーズの包装材に採用されました。本フィルムは、マスバランス方式によるバイオマス由来のクレジットが割り当てられており、石油由来原料の削減に貢献します。本フィルムを包装材に使用したおむすびは、11月18日以降順次、全国のファミリーマート店頭に並ぶ予定です。

 

(当社の)マスバランス方式バイオマス 高剛性OPPフィルムを使用したおむすび

(当社の)マスバランス方式バイオマス 高剛性OPPフィルムを使用したおむすび

 

 このたび採用されたフィルムは、当社独自の二軸延伸技術を活用することで、フィルム本来の機能性(ヒートシール性・剛性・見栄え)と環境性能の両立を実現した30μmの高機能フィルムです。食品包装用途で広く使用されている一般的なヒートシールOPPフィルムと比較して剛性が高いため、従来品から約14%の薄膜化が可能となり、優れた加工適性と陳列時の自立性・見栄えの良さを維持しながら、プラスチック使用量の削減にも貢献します。また、本フィルムはISCC PLUS認証に基づくマスバランス方式により、バイオマス由来のクレジットが付与されています。こうしたフィルムの本来の機能性とともに、薄肉化・バイオマス原料使用といった環境性能が評価され、このほどファミリーマート「直巻おむすび」の包装材に採用されました。

 

 当社は、長期ビジョン「サステナブル・ビジョン2030」※2の中で、2030年までにフィルム製品のグリーン化※3率を60%とすることを目標に掲げています。これまで、一般的なOPPフィルムと同等の腰感を維持しながら薄肉化を実現できる「超高剛性OPPフィルム」※4や、モノマテリアル化に対応することでリサイクル性を高めた「超高耐熱OPPフィルム」※5など、環境配慮型のフィルムを積極的に展開してきました。今回新たに、マスバランス方式のクレジットが割り当てられ、機能性の向上したOPPフィルムによりラインアップを拡充しながら、持続可能な社会の実現に向けたソリューションの提供を加速してまいります。

 

※1: マスバランス方式とは、原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性を割り当てる手法です。 (出典:環境省 「バイオプラスチック導入ロードマップ」)
※2: サステナブル・ビジョン2030  https://www.toyobo.co.jp/sustainability/group_sustainability/vision/
※3: バイオマス・リサイクル原料の使用や、減容化を実現すること
※4: 2022年7月28日付 当社プレスリリース: https://www.toyobo.co.jp/news/2022/release_1353.html
※5: 2025年1月20日付 当社プレスリリース:https://www.toyobo.co.jp/news/2025/release_1704.html

 

以上

本件に関するお問い合わせ先

東洋紡株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
TEL 06-6348-4210
MAIL pr_g@toyobo.jp

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