敦賀事業所紹介

ようこそ、ミライをつくる敦賀事業所へ
みんなが想い描く、快適で安心な暮らしがここから生まれています。
1934年、東洋紡 敦賀事業所はレーヨンの生産をスタートし、時代の流れとともにフィルム・バイオ・高機能製品とその事業内容を変えてきました。現在では高機能製品の拠点として成長を遂げ、当社の基幹事業所として研究開発から生産まで完結する体制を整えています。今求められるのは、これまでにない価値でミライをつくる機能性。より快適で安心なサステナブル社会を実現するために、素材の持つ次の可能性を追求し続けます。
沿革(抜粋)
1934 |
敦賀工場(福井県敦賀市 現・東洋紡エムシー(株) 敦賀環境・ファイバー工場)操業開始、レーヨンを生産
|
---|---|
1963 |
敦賀工場、無延伸ポリプロピレンフィルム生産開始
(1981年1月敦賀フイルム株式会社へ移管、2015年1月よりキャストフィルムジャパン株式会社、現・持分法適用関連会社) |
1964 |
敦賀工場、二軸延伸ポリプロピレンフィルム生産開始(1969年4月犬山工場に移設)
呉羽紡績(株)敦賀ナイロン工場設立(現・敦賀事業所第二) |
1966 |
呉羽紡績株式会社と合併、ナイロン事業へ進出(敦賀ナイロン工場、現・東洋紡エムシー(株) 敦賀環境・ファイバー工場)
|
1976 |
敦賀工場、ポリエステル不織布スパンボンド生産開始
|
1978 |
敦賀酵素工場発足(現・敦賀バイオ工場)
|
1992 |
敦賀バイオ研究所発足(現・バイオテクノロジー研究所)
|
1995 |
敦賀工場、敦賀ナイロン工場を統合し、つるが工場と改称
|
1998 |
つるが工場、高強度・高耐熱スーパー繊維“ザイロン”本格生産開始
|
2001 |
株式会社日本マグファンを吸収合併し、つるがフイルム工場発足
|
2002 |
敦賀、岩国地区に事業所制を導入、敦賀事業所(敦賀繊維、つるがフイルム、敦賀機能材、敦賀ポリマー、敦賀バイオの5工場及び敦賀バイオ研究所)に再編
|
2006 |
敦賀繊維工場を敦賀機能材工場へ吸収統合
|
2018 |
高耐熱性ポリイミドフィルム“ゼノマックス”を生産・販売するゼノマックスジャパン株式会社(現・連結子会社)設立
|
2023 |
三菱商事と合弁の東洋紡エムシー株式会社が事業を開始
|
工場紹介
敦賀ポリマー工場は、液晶偏光子用、ディスプレー用などの工業フィルムの原料となる超クリーンなポリエステル樹脂や非可食製の植物由来原料を一部に用い、耐熱性・耐薬品性に優れたバイオマス高融点ポリアミド『バイロアミド®』などを生産しています。
主な製造品
つるがフイルム工場は1984年に操業を開始し、耐熱性、寸法安定性、透明性、機械適性に優れた各種ポリエステルフィルムを提供しています。最近では、液晶偏光子用、ディスプレー用、合成紙、ラベル用などの工業用、食品包装を中心とした多機能な包装用などの各種フィルム製品を生産しており、国内でトップクラスのシェアを保持しています。2020年には、セラミックコンデンサの製造工程で使用する離型フィルムを生産するコーター工場を稼働し、原反の製膜から離型層のコーティング加工まで一貫して行うことが出来る国内唯一のメーカーとして、汎用品からハイエンド品まで、お客さまの幅広いニーズに応えております。
主な製造品
敦賀バイオ工場では、健康診断等で使用される臨床検査試薬や機器、臨床検査試薬の原料となる酵素・抗体、大学や研究機関で使用されるPCR関連試薬、化粧品原料や農業分野での利用が期待できる機能性素材などの製品を製造しています。
最近では新型コロナウイルスを検出するためのPCR検査試薬や抗原検査キットを製造し感染対策に貢献しました。
1948年、繊維原料を作るパルプ工場からでる廃液を酵母に食べさせ浄化することからスタートしたバイオ事業は、世界的な健康志向の高まりに応えるため工場のリニューアル・拡張工事を行い、生産体制の強化を進めています。
主な製造品
敦賀環境・ファイバー工場は、2023年に東洋紡エムシーに社名が変わり、付加価値の「高い」機能素材を「グローバル」に展開することで、世界の課題解決に貢献していきます。これまでのサバイバル思考から、サステナブルな成長志向への変革を目指し、現在は産業用資材に多く使われている高強度繊維、また高い通気性や高反発な特徴を活かして寝具や車両用シートに使われている三次元網状構造体、自動車内装材や土木・生活産業費材などの分野で使われるポリエステルスパンボンド「ボランス®」などの機能性材料を生産しています。
主な製造品
バイオテクノロジー研究所は、健康診断等で使用される臨床検査試薬や機器、臨床検査試薬の原料となる酵素・抗体、大学や研究機関で使用されるPCR関連試薬、化粧品原料や農業分野での利用が期待できる機能性素材などの製品・技術開発を行っております。
近年では新型コロナウイルスを検出するためのPCR検査試薬や抗原検査キットを開発し感染対策に貢献しました。
世界的な感染症検査ニーズの高まりや健康志向の拡大に応えるべく、長年培ったバイオ技術と新たな技術を融合して、公衆衛生の向上や環境負荷の低減に寄与する取り組みを進めております。
ポリマー開発センターは、東洋紡・東洋紡エムシーの主力製品であるフィルム・バイロン(接着剤・塗料)・エンプラなどの原材料となるポリマーの設計から分析・評価、生産プロセス開発まで幅広い検討を行っています。扱っているポリマーは、PET・共重合ポリエステル・ポリアミド・ポリカーボネート等で、ポリマー開発センターが開発した生産技術を基に、敦賀・岩国のポリマー工場で生産が行われています。
敦賀フイルム技術センターでは、主に工業用フィルムの製品・技術開発を行っています。
原材料の選定、製造プロセスの検討を小型製膜機を用いて行い、できたフィルムを各種分析・評価装置にて測定・評価を行います。
生産機へのスケールアップを経て商品化に至るまでの業務を担っています。